恋愛って、「痛気持ちいい」ものですね。ため息をついて、あの人のことばかり考えている。自分がこんな状態でいいとは思っていないんだけれど、この状態から抜け出せないし、そもそもほかのことなんて考えたくもない…。これが「恋わずらい」なんですね。ではどうすればいいんでしょう?
先人の言葉を読んでみると、よりいっそう愛せよとか、勇気をもってこらえよとか、忙しくしていろとか…人それぞれです。何にせよ、皆さん大変だったということが分かります。いずれにしても、恋愛の嵐が通り過ぎるのをじっと待つしか方法がないのでしょうね。
恋愛の真っただなかにいる方も、そうでない方も、恋わずらいにかかわる名言を読んで、少しでもなぐさめにしてください。それでは、どうぞ。
恋わずらいにまつわる名言 20選
(1) 恋わずらいの人は、ある種の病人のように自分自身が医者になる。苦悩の原因をなした相手から癒(いや)してもらえることはないのだから、結局は、その苦悩の中に薬を見出すのである。
~マルセル・プルースト~
(2) 恋に対する治療法は、よりいっそう愛すること以外にない。
~ヘンリー・デイヴィッド・ソロー~
(3) もしも美しいまつげの下に、涙がふくらみたまるならば、それがあふれ出ないように、強い勇気をもってこらえよ。
~ベートーヴェン~
(4) 恋はまことに影法師、いくら追っても逃げていく。こちらが逃げれば追ってきて、こちらが追えば逃げていく。
~ウィリアム・シェイクスピア~
(5) 異性に心を奪われることは、大きな喜びであり、必要不可欠なことです。しかし、それが人生の中心事になってはいけません。もしそうなったら、人は道を見失ってしまうでしょう。
~アルベルト・アインシュタイン~
(6) 誰も認めてくれなくったっていいの。『わたしっていいなぁ!』って、ときどきにっこりして、自分を抱きしめるの。そうすれば、恋は豊かよ。そういう自分を、ある人のために、無条件に、惜しげもなく投げ出すのよ。
~岡本敏子~
(7) 恋がさめるというのは、まず第一に相手がどれほど魅力的であったのかを忘れてしまうということ。
~アイリス・マードック~
(8) 女には本当に損な時がある。男に良くしてやって愛していることを見せれば見せるほど、それだけ早く、男は飽きてしまうのだから。
~アーネスト・ヘミングウェイ~
(9) 我々は恋をすると、現在はっきりと信じているものまでも、疑うようになるということが、しばしばあるものである。
~ラ・ロシュフーコー~
(10) 女性が綺麗になる方法は二つあります。『いい恋をすること』と『悪い恋をやめてしまうこと』です。
~浜尾朱美~
(11) 男がほんとうに女に贈り物をしたいと思ったら結婚するものよ。
~ココ・シャネル~
(12) しばらく二人で黙っているといい。その沈黙に耐えられる関係かどうか。
~セーレン・キルケゴール~
(13) 愛が死ぬのは、愛の成長が止まる、その瞬間である。
~パール・バック~
(14) 恋愛の十分の九は恋するがわにあって、その十分の一が、恋されている対象のがわにある。
~サンタヤーナ~
(15) 人間というものは、年が若くて恋をしている時には、どんなことでもまず恋と結びつけて考えるものである。あらゆる苦痛は恋を豊かにし、あらゆる情熱は、たとえそれが恋とはなんのかかわりあいのないものでも、恋の中に注ぎ込まれ、恋を増大させるのである。
~サント・ブーヴ~
(16) 一人でいられる能力こそ、愛する能力の前提条件なのだ。
~エーリッヒ・フロム~
(17) 歳月の流れというものによって、友情の絆は強まるものの、愛の絆は、弱まるものである。
~ラ・ブリュイエール~
(18) われわれを恋愛から救うものは、理性よりもむしろ多忙である。
~芥川龍之介~
(19) みずから苦しむか、もしくは他人を苦しませるか、そのいずれかなしには恋愛というものは存在しない。
~レニエ~
(20) 恋とは自分本位なもの、愛とは相手本位なもの。
~美輪明宏~