「部下を育てたいけれど、どうやっていいか分からない…」と悩んでいる方、いらっしゃいませんか? 上下関係のあるなかで人が適切なコミュニケーションをとるのは本当に難しい問題です。では、世の偉人・有名人は部下にどのように接しようとしていたのでしょう?
先人の言葉をみると、まず自分自身が手本を見せ、部下に自信を持たせてほめる。叱る場合であっても、相手を信頼し、期待していることを理解させた上で叱るといった方法が、部下の成長を促す適切な姿勢のひとつだとうかがい知ることができます。
上司の上手な接し方によって部下は成長するものなのですね。それでは、部下を育てたい人に贈る名言をいっしょにみていきましょう。
部下にまつわる名言 30選
(1) 人はいかに遇されるかによって、それなりの人物になっていく。
~ゲーテ~
(2) 人に自信を持たせることが、わたしにできる何より重要なことだ。自信さえ持てば、人は行動を起こすからである。
~ジャック・ウェルチ~
(3) やり方を教えてはいけない。やることを伝え、その結果であなたを驚かせるように仕向けるのだ。
~ジョージ・S・パットン~
(4)『叱る』と『褒める』というのは同意語だ。情熱や愛情が無いと、叱っても、ただ怒られているというとらえ方をする。
~野村克也~
(5) 命令を質問の形に変えると、気持ちよく受け入れられるばかりか、相手に創造性を発揮させることもある。
~デール・カーネギー~
(6) 人にものを教えることはできない。みずから気づく手助けができるだけだ。
~ガリレオ・ガリレイ~
(7) この人にはこれだけしか能力がないなどと決めつけては、能力は引き出せません。
~井深大~
(8) やってみせて、言って聞かせて、やらせてみて、ほめてやらねば、人は動かじ。話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず。やっている、姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず。
~山本五十六~
(9) 叱るときには、本気で叱らんと部下は可哀想やで。策でもって叱ってはあかんよ。けど、いつでも、人間は偉大な存在であるという考えを根底に持っておらんとね。
~松下幸之助~
(10) 本当に有能な上司は、部下にも自分にも適度に甘い。
~斎藤茂太~
(11) 平凡で実直な人間などいくらでもいる。しかし、事に臨んで大事を断ずる人物は容易に求めがたい。人のわずかな欠陥をあげつらうようでは、大才の士は、もとめることができない。
~吉田松陰~
(12) 誰でも高く評価されたいと思っている。だから誰かを称賛するなら隠しちゃだめよ。
~メアリー・ケイ・アッシュ~
(13) 教育とは、人々が知らないことを教えるのではなく、実例によって道を拓いてやる不断の困難な仕事である。
~ジョン・ラスキン~
(14) 長い目で見れば、目標を課し、規律をもって鍛える厳しい上司によって、部下ははるかに伸びていく。
~稲盛和夫~
(15) お世辞なんか、部下は見抜いていますから、そんな『褒め』はムダです。本当にすごいなと思ったときに、『おまえ、これすごいな』と言ってあげる。本心から褒める。そうすると、言われた人も素直に喜び、その得意なことに磨きがかかります。
~柳井正~
(16) 部下に必勝の信念を持たせることは容易だ。それは、勝利の機会をたくさん経験させればよい。
~エルヴィン・ロンメル~
(17) お前を5分叱ることで、お前はわしを2時間も3時間も占有したんやど。わかっとるやろな。わしがもう何も言わんようになったら終わりや。わしが叱ってるのは、お前に期待してるからや。
~堀場雅夫~
(18) いま、子供を叱れない、生徒を叱れない、部下を叱れない人がいる。何やってんの。叱ることが愛情だよ。
~星野仙一~
(19) リーダーが考えるべきは部下に仕事を任せることだろうと私は思う。全体的な方針や仕事の大枠はリーダーが決めたとしても、具体的な仕事の進め方は部下に任せる。ここはお前に任せると言われれば、誰だって自分で考えようとするだろう。『仕事を任される』と『自分の頭で考える』は表裏一体の関係にある。マニュアル人間が自分で何も考えようとしないのは、何一つ任されていないからだ。
~小倉昌男~
(20) 有能だからといって、いつまでもその部下を手放さない人は、残酷なエゴイストである。
~堀田力~
(21) 人間には叱咤激励されるとかえって気持ちが引けてしまうタイプもいれば、追い詰められた方が力を発揮できるタイプもいます。部下を指導するときも、一人一人の性格をあらかじめ知り、タイプによって対応を決めるべきでしょう。
~松岡修造~
(22) まずは教えてやることだ。今度は、それが自分に返ってくる。
~マイルス・デイヴィス~
(23) 信頼してこそ人は尽くしてくれるものだ。
~武田信玄~
(24) 人を動かすことのできる人は、他人の気持ちになれる人である。その代わり、他人の気持ちになれる人というのは自分が悩む。自分が悩んだことのない人は、まず人を動かすことはできない。
~本田宗一郎~
(25) 家臣を扱うには禄(ろく)で縛りつけてはならず、機嫌を取ってもならず、遠ざけてはならず、恐れさせてはならず、油断させてはならないものよ。
~徳川家康~
(26) 目上に対しては謙虚に、同僚に対しては礼儀正しく、目下には優しくふるまう。これはみんなが心地よく生きるための社会生活のルールである。
~ベンジャミン・フランクリン~
(27) 手加減して人を扱うことではなく、人を育て上げることが私の仕事だ。
~スティーブ・ジョブズ~
(28) リーダーのスピードが、部下のスピードになる。
~メアリー・ケイ・アッシュ~
(29) 最も上手に人をおさめるのは、自分の責任下にある人々を愚かに甘やかすのではなく、その人のためになること、その人にとって最高の利益になることを、親身になって考える人です。
~ナイチンゲール~
(30) 何にも特色がなくとも正直に働く人は、それは新しい世界の基礎になる。
~武者小路実篤~