読書していますか? 「ネットで情報を十分に手に入れられるから、本は読まなくても大丈夫」という方がいらっしゃるかもしれません。でも、本は一つのテーマを深掘りして、まとまった情報を提供してくれます。読者は、一冊の本をきっかけにして、新たな世界に足を踏み込むことができるのです。
その割に、本は値段もお手ごろです。こんな便利なものを活用しない手はありません。先人も、本を読むことを通じて自分の考えを深め、そこで深まった知識をまた本にして、広く人々の間に広めてきました。一冊の本は、そのような過程を通して得られた情報が凝縮されているものだといえるでしょう。
偉人・有名人の名言に触れて、あなたが読書の世界に興味を持たれるきっかけになると幸いです。それでは、ごいっしょにどうぞ。
読書にまつわる名言 40選
(1) 一冊の本に人生を丸ごと変えてしまう力があることを、みんな理解していない。
(2) 良き書物を読むことは、過去の最も優れた人達と会話をかわすようなものである。
(3) 私は、自分がこれまでに読んだすべてのものの一部である。
(4) 学生の間に2トンの本を読もう。
~猪口孝~
(5) 書物の新しいページを1ページ、1ページ読むごとに、私はより豊かに、より強く、より高くなっていく。
(6) 本のない部屋は、魂のない肉体のようなものだ。
(7) 本は人に貸してはならない。貸せば戻ってこないからだ。私の書斎に残っている本といったら、そうやって人から借りたものばかりだ。
~アナトール・フランス~
(8) 青春の思い出といえば、ふつう友人との間の思い出だから、図書館で友人もなく孤独でした。いま、自分の十代の間に何ごとかがプラスになったかも知れないということを考えてみると、いくら考えても図書館しかない。
(9) 読書家の一族は、世界を動かす者たちなのだ。
(10) すばらしい書物とは、あらゆる思考の戦場で勝利を収めるものなのだ。
~オノレ・ド・バルザック~
(11) 本を読むことを止めることは、思索することを止めることである。
(12) 同志よ、これは本ではない。これに触れるものは、人間に触れるのだから。
(13) 良書を破壊する者は、知性を殺しているのだ。
~ジョン・ミルトン~
(14) 君たち、漫画から漫画の勉強をするのはやめなさい。一流の映画をみろ、一流の音楽を聞け、一流の芝居を見ろ、一流の本を読め。そして、それから自分の世界を作れ。
(15) すべての書を完璧に読む必要はない。心にわき起こる疑問に答えられるように読まねばならない。
(16) 読書は、論争のためではなく、そのまま信じ込むためでもなく、講演の話題探しでもない。それは、熟考のためのものなのだ。
(17) 一冊の本を読んで、他の本を読もうという欲望を起こさせないような本は、善い本ではない。かくしておのずから読書に系統ができてくる。読書が系統化し始めるに至って、ひとは真に読書し始めたということができる。そのとき、あの一冊の本を開いたことは自分の心を開いたことであったのである。
~三木清~
(18) 有益な書物とは、読者に補足を要求せずにはおかぬような書物のことである。
(19) 書物そのものは、君に幸福をもたらすわけではない。ただ書物は、君が君自身の中へ帰るのを助けてくれる。
(20) 読書して考えないのは、食事をして消化しないのと同じである。
~エドマンド・バーグ~
(21) 読書、なかんずく小説を読む喜びは、もうひとつの人生を経験することができる、という点にある。
~山本周五郎~
(22) 僕は読書が大好きだ。もっと多くの人に本を読むようアドバイスしたい。本の中には、まったく新しい世界が広がっているんだよ。旅行に行く余裕がなくても、本を読めば心の中で旅することができる。本の世界では、何でも見たいものをみて、どこでも行きたいところに行ける。
(23) 子どものころからたくさん本を読んで自分でものを考えろと言われて育った。両親は、本や政治や、その他いろいろなことについて、子どもたちを交えて話し合った。
(24) 知識・見聞を広げるためには、他人の意見を聞き、自分の考えを深め、書物も読まなければならない。
(25) ある本はその味を試み、ある本は呑み込み、少数のある本はよくかんで消化すべきである。
(26) 真に素晴らしい本は内容以上のことを教えてくれる。その本を置き、仕入れた知恵を試したくなる。読むことで、行動せずにはいられなくなるの。
(27) 今日の読書こそ、真の学問である。
(28) 一時間の読書をもってしても和らげることのできない悩みの種に、私はお目にかかったことがない。
(29) 読書を廃す、これ自殺なり。
~国木田独歩~
(30) 自然な文体に出会うと、人はすっかり驚いて、夢中になる。なぜなら、一人の著者を見ると思っていたところで、一人の人間と出会ったからだ。
(31) 宝島の海賊たちが盗んだ財宝よりも、本には多くの宝が眠っている。そして何よりも、宝を毎日味わうことができる。
(32) 気のいい人たちは、読むことを学ぶのにどのくらい時間と骨折りがいるものか、知らない。私はそれに80年を費やしたが、今でもまだ目指すところに達したとは言えない。
(33) 何を面白いと思うかは人によって違うものだが、面白さの感じ方は多読によって鋭くなる。
~加藤万里子~
(34) 読書のコツは拾い読みにある。したがって、賢明になるコツは何を捨てるかを知る術にある。
(35) 私は、時間がなくて本も読めません、という弁解を、絶対に信じない。
~塩野七生~
(36) たった一冊の本しか読んだことのない者を警戒せよ。
(37) 言葉が足りないのは本を読まないから。美しい言葉に触れ素敵な表現を自分の中にストックする。意思の疎通は言葉ありき。
(38) 本をよく読むことで自分を成長させていきなさい。本は著者がとても苦労して身に付けたことを、たやすく手に入れさせてくれるのだ。
(39) 書物は我々のうちなる凍った海のための斧なのだ。
(40) 本がなければ生きられない。
~トーマス・ジェファーソン~