ヘルマン・ヘッセの名言30選｜心に響く言葉

(1) 鳥は卵の中からぬけ出ようと戦う。 卵は世界だ。生まれようと欲するものは、 一つの世界を破壊しなければならない。

(2) 私が人生を諦めて、自分一個の幸不幸などはどうでもよいと悟って以来、少なくとも人生は、私にやさしくしてくれるようになった。

(3) あなたの苦しみを愛しなさい。それに抵抗しないこと、それから逃げないこと。苦しいのは、あなたが逃げているからです。それだけです。

(4) 愛は憎しみより高く、理解は怒りより高く、平和は戦争より気高い。

(5) 人間はそれぞれ自分の魂を持っている。それをほかの魂とまぜることはできない。

(6) 世の中に実に美しいものが沢山あることを思うと、自分は死ねなかった。だから君も、死ぬには美しすぎるものが人生には多々ある、ということを発見するようにしなさい。

(7) 名声などというものに、一体何の価値があるだろうか。本当に内容も価値もある人間たちが、みな有名になって後世に知られているとでも、あなたは思っているのだろうか。

(8) 天才は常に孤立して生まれ、孤独の運命を持つ。

(9) 真実は体験するもので、教わるものではない。

(10) 彼は、恋をすることによって同時に自分自身を見いだしたのであった。しかし、大抵の人々は、恋をすることで自分自身を失ってしまうのである。

(11) 木は神聖なものである。木と話す、木に耳を傾けることを知るものは真理を知る。木は教義も処方も説かない。木は個々のことにとらわれず、生の根源法則を説く。

(12) あなたは深いところで、とてもよく知っています。たった一つの魔法、たった一つの力、たった一つの救いがあることを。それは「愛すること」だということを。

(13) もしあなたが人を憎むなら、あなたは、あなた自身の一部でもある彼の中の何かを憎んでいるのだ。我々自身の一部でないようなものは、我々の心をかき乱さない。

(14) 忘れてはいけない。偉大な人間になって、なにか立派なことを創造しようと思ったら、多くのことを断念することができなくてはならないということを。

(15) 詩は音楽にならなかった言葉であり、音楽は言葉にならなかった詩である。

(16) はかなさがなければ、美しいものはない。美と死、歓喜と無常とは、互いに求め合い、制約し合っている。

(17) 人生とは孤独であることだ。だれも他の人を知らない。みんなひとりぼっちだ。

(18) 君の中には、君に必要なすべてがある。「太陽」もある。「星」もある。「月」もある。君の求める光は、君自身の内にあるのだ。

(19) 暗さを知らないものは、賢くはないのだ。

(20) 勇気と品性のある人々はそのほかの人々にとってつねに薄気味悪く思われる。

(21) おそらくすべての芸術の根本は、そしてまたおそらくは、すべての精神の根本は、死滅に対する恐怖だ。

(22) 運命は、どこかよそからやってくるものではなく、自分の心の中で成長するものである。

(23) 恋とは、私たちを幸せにするためにあるのではありません。恋は、私達が苦悩と忍従の中で、どれほど強くありえるか、ということを自分に示すためにあるものです。

(24) 人生が生きるに値するということこそ、すべての芸術の究極の内容であり、慰めである。

(25) 幸福を追い求めいている限り、君はいつまでたっても幸福になれない、たとえ最愛ののもを手に入れたとしても。

(26) 殺すのは何も現在あるものばかりとは限らず、未来のものを殺すこともありうる。

(27) 愛は、哀願して得ることも、金で買うことも、贈り物としてもらうことも、路上で拾うこともできます。けれど、奪い取ることだけはできないのです。

(28) 心の中にある絵をしばらくの間逆さまに懸けてみるのはいいことだ。

(29) 学問とは相違を発見することに没頭することにほかならない。学問とは識別の術である。

(30) たえず続く夢というものはありません。どんな夢でも新しい夢に代わられます。どんな夢でも固執しようとしてはなりません。