太宰治のプロフィール
太宰治(だざい おさむ)
・1909年6月19日に生まれ,1948年6月13日に亡くなる。
・青森県五所川原市出身の小説家。
・左翼活動での挫折後、自殺未遂や薬物中毒を繰り返しながらも、第二次世界大戦前から戦後にかけて作品を次々に発表。
・主な作品に『走れメロス』『津軽』『お伽草紙』『人間失格』がある。
・戦後は、その作風から坂口安吾、織田作之助、石川淳らとともに新戯作派、無頼派と称されたが、典型的な自己破滅型の私小説作家であった。
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太宰治の名言 30選
(1) 人から尊敬されようと思わぬ人たちと遊びたい。けれども、そんないい人たちは、僕と遊んでくれやしない。
~太宰治~
(2) 君のような秀才にはわかるまいが、「自分の生きていることが、人に迷惑をかける。僕は余計者だ」という意識ほどつらい思いは世の中に無い。
~太宰治~
(3) 人間は、しばしば希望にあざむかれるが、しかし、また、「絶望」という観念にも同様にあざむかれる事がある。
~太宰治~
(4) 今の女性は個性がない、深みがない、批判はあっても答えがない、独創性に乏しく模倣ばかり。さらに無責任で自重を知らず、お上品ぶっていながら気品がない。
~太宰治~
(5) 人間の生活の苦しみは、愛の表現の困難に尽きるといってよいと思う。この表現のつたなさが、人間の不幸の源泉なのではあるまいか。
~太宰治~
(6) 本当の気品というものは、真黒いどっしりした大きい岩に白菊一輪だ。
~太宰治~
(7) 好奇心を爆発させるのも冒険、また、好奇心を抑制するのも、やっぱり冒険、どちらも危険さ。人には、宿命というものがあるんだよ。
~太宰治~
(8) 人間のプライドの究極の立脚点は、あれにも、これにも死ぬほど苦しんだ事があります、と言い切れる自覚ではないか。
~太宰治~
(9) 不良とは、優しさの事ではないかしら。
~太宰治~
(10) 幸福の便りというものは、待っている時には決して来ないものだ。
~太宰治~
(11) 怒る時に怒らなければ、人間の甲斐がありません。
~太宰治~
(12) 大人とは、裏切られた青年の姿である。
~太宰治~
(13) 一日一日を、たっぷりと生きて行くより他は無い。明日のことを思い煩うな。明日は明日みずから思い煩わん。きょう一日を、よろこび、努め、人には優しくして暮したい。
~太宰治~
(14) てれくさくて言えないというのは、つまりは自分を大事にしているからだ。
~太宰治~
(15) 弱虫は、幸福をさえおそれるものです。綿で怪我するんです。幸福に傷つけられる事もあるんです。
~太宰治~
(16) 僕は今まで、説教されて、改心したことが、まだいちどもない。説教している人を、偉いなあと思ったことも、まだ一度もない。
~太宰治~
(17) 愛することは、いのちがけだよ。甘いとは思わない。
~太宰治~
(18) 私はなんにも知りません。しかし、伸びて行く方向に陽が当たるようです。
~太宰治~
(19) 駄目な男というものは、幸福を受け取るに当たってさえ、下手くそを極めるものである。
~太宰治~
(20) 子供より親が大事、と思いたい。子供のために、等と、古風な道学者みたいな事を殊勝さらく考えても、何、子供よりも、その親の方が弱いのだ。
~太宰治~
(21) 怒涛に飛び込む思いで愛の言葉を叫ぶところに、愛の実体があるのだ。
~太宰治~
(22) 親が無くても子は育つ、という。私の場合、親が有るから子は育たぬのだ。
~太宰治~
(23) 安楽なくらしをしているときは、絶望の詩を作り、ひしがれたくらしをしているときは生のよろこびを書きつづる。
~太宰治~
(24) 私は、ひとの恋愛談を聞く事は、あまり好きでない。恋愛談には、かならず、どこかに言い繕いがあるからである。
~太宰治~
(25) 男って、正直ね。何もかも、まる見えなのに、それでも、何かと女をだました気で居るらしいのね。犬は、爪を隠せないのね。
~太宰治~
(26) 学問なんて、覚えると同時に忘れてしまってもいいものなんだ。けれども、全部忘れてしまっても、その勉強の訓練の底に一つかみの砂金が残っているものだ。これだ。これが貴いのだ。勉強しなければいかん。
~太宰治~
(27) 疑いながら、ためしに右へ曲るのも、信じて断乎として右へ曲るのも、その運命は同じ事です。どっちにしたって引き返すことは出来ないんだ。
~太宰治~
(28) 信実とは、決して空虚な妄想ではなかった。
~太宰治~
(29) 笑われて、笑われて、つよくなる。
~太宰治~
(30) 僕は自分がなぜ生きていなければならないのか、それが全然わからないのです。
~太宰治~