ブレーズ・パスカルの名言３０選｜心に響く言葉

(1) 正義は論議の種になるが、力は非常にはっきりしていて論議無用である。そのために、人は正義に 力を与えることができなかった。何故なら力は正義に反対してそれは正しくなく正しいのは自分だと言ったからである。このようにして人は正しいものを強くできなかったので強いものを正義とした。

(2) 人間のむなしさを知ろうとするなら、恋愛の原因と結果とをよく眺めるがよい。

(3) 情念は過度でなければ美しくありえない。人は愛しすぎないときには十分に愛していないのだ。

(4) すべての人間は、本性によって、互いを憎み合う。

(5) もし君が勝てば、君は全部もうける。もし君が負けても、何も損しない。それだから、ためらわずに、神があると賭けたまえ。

(6) 些細な事が我々を慰める、些細な事が我々を苦しめるように。

(7) すべての人間の不幸は、部屋に一人で静かに座っていられないことに由来している。

(8) 人間の営みはすべて、幸福をつかむことにつきる。

(9)人間にとって退屈ほど耐えられないものはない。

(10) 世には沢山のいい格言がある。人がそれらを適用することに欠けているだけだ。

(11) 人間は考えるために生まれている。ゆえに人間は、ひとときも考えないではいられない。

(12) 沈黙していることは最大の責め苦である。聖人でさえ己に沈黙を課し得ない。

(13) 戦いほど面白いものはない。だが、勝利はそれほどでもない。

(14) 知恵は知識に勝る。

(15) 真の雄弁は雄弁を軽蔑し、真の道徳は道徳を軽蔑する。哲学を軽蔑することこそ、真に哲学することである。

(16) 徳の高さは、人が何か特別に頑張った時に判断すべきではない。日頃の行いで判断すべきである。

(17) 恥は一つしかない。すなわち、なんの恥も感じないということだ。

(18) 偉人が我々より偉いのは頭が少しばかり高く出ているだけのことで、足のほうは我々と同じくらい低いところにある。

(19) 雄弁も長たらしくなると退屈する。

(20) 人間にとって苦悩に負けることは恥ではない。快楽に負けることこそ恥である。

(21) 無神論は精神の強さを示す。しかし、一定程度までである。

(22) 人間はつねに、自分に理解できない事柄は何でも否定したがるものである。

(23) 時は悲しみと口論の傷を癒す。人はみな変わる。過去の自分はもはや現在の自分ではない。悩む者も悩ます者も、時がたてば別人になる。

(24) 好奇心というものは、実は虚栄心にすぎない。たいていの場合、何かを知ろうとする人は、ただそれについて他人に語りたいからだ。

(25) 力なき正義は無力であり、正義なき力は圧制である。

(26) 無知を恐れてはいけない。偽りの知識を恐れよ。

(27) すべてのものが確かであるということは確実ではない。

(28) もしもすべての人が、互いに何を語り合っているかを知ったならば、この世に友は4人といないであろう。

(29) 己はこの世のすべてである。

(30) 想像力は何でもやってのける。それは美と正義と幸福をつくるが、これこそ、この世におけるすべてなのだ。