人生に別れはつきものです。恋愛相手とも、仕事仲間とも、いずれ別れの時がやってきます。悲しみはとどめようもありません。そんな別れをどのように受け止めればよいのでしょう?
もちろん平然と受け流すことなどできそうにもありません。しくしく心が痛みます。でも、後世に名を残す人生の先輩たちはその痛みをこらえながら、やがてはそれを昇華させ、生きるエネルギーに変えてきました。それは簡単なことではありません。でも、そうやってもがき苦しみながら、人はそれぞれの人生を生きてきたのです。
偉人・有名人が語る別れにまつわる名言を胸に、あなたもしっかりと生きてください。それでは、ごいっしょにどうぞ。
別れにまつわる名言 20選
(1) 別れの辛さに馴れることは決してありません。幾度繰り返しても、別れは辛く苦しいものです。それでも、私たちは死ぬまで人を愛さずにはいられません。それが人間なのです。
~瀬戸内寂聴~
(2) さよならをいうのは『わずかのあいだ死ぬこと』。
~レイモンド・チャンドラー~
(3) 行く手に美しい希望があると、別れもお祭りのようだ。
~ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ~
(4) 時は悲しみといさかいの傷をいやす。人はみな変わる。過去の自分はもはや現在の自分ではない。悩む者も悩ます者も、時がたてば別人になる。
~ブレーズ・パスカル~
(5) この世で経験することは、なに一つ空しいものはない、歓びも悲しみも、みんな我々によく生きることを教えてくれる。
~山本周五郎~
(6) 過去には帽子を脱いで敬意を表し、未来には上着を脱いで立ち向かえ。
~クレア・ブース・ルース~
(7) 自信のなかった自分とはお別れできたかな。
~小平奈緒~
(8) 父と母から『引き際に人間性が出る』とよく言われました。何かをあきらめるとき、別れを言うとき、引き際に人間性が問われる。
~藤山直美~
(9) 長く続いた友情なのに、別れるときはあっという間だ。
~フリードリヒ・フォン・シラー~
(10) 全てが失われようとも、まだ未来が残っている。
~クリスチャン・ボヴィー~
(11) 人間は、生きている間に無数の別れを経験しなくてはならない。相手を見送るか、自分が見送られるかのどちらかで、最後にはすべての人と死に別れる。人だけではありません。大切にしていたモノをなくしたり、行事や風習などのコトがなくなったり、大好きだった風景が失われたり、どうしようもない別ればかりです。
~有栖川有栖~
(12) 恋愛と同様、解雇する際は別れ方が大事。相手に感謝しつつ、決してわだかまりは残さない。
~神田昌典~
(13) ながい間、いろいろ親切にして頂いたことを嬉しく思います。僕はいま誰とも、さりげなく別れてゆきたいのです。妻と死に別れてから後の僕の作品は、その殆どすべてが、それぞれ遺書だったような気がします。
~原民喜~
(14) 五十、七十、百まで生きても。アッという間の一生涯だよ。何が何やらわからぬまんまに。会うて別れて生まれて死に行く。
~夢野久作~
(15) あらゆる物事の中で一番悲しいことは、個人のことなどおかまいなしに世界が動いていることだ。もし誰かが恋人と別れたら、世界は彼のために、動くのをやめるべきだ。
~トルーマン・カポーティ~
(16) 死が悲しいのは、生命と別れることでなくて、生命に意義を与えるものと別れることである。
~レイモン・ラディゲ~
(17) 人は人に捨てられたりなんかしない。自分が自分を捨てることしかできないよ。
~吉本ばなな~
(18) 始まりと呼ばれるものは、しばしば終末であり、終止符を打つということは、新たな始まりである。終着点は、出発点である。
~T・S・エリオット~
(19) 人間は一度別れて再び会えると思うことはまちがいなのです。再び会えないと思うのが正しいのです。
~甘粕正彦~
(20) いま、わたしはひとりで行く。あなたがたもいまは別れて、ひとりで行きなさい。
~フリードリヒ・ニーチェ~