永野重雄の名言１５選｜心に響く言葉

(1) （広畑製鉄所を）取れなかったら腹を切る。
日本経済の将来のため、製鉄業を外国資本に任せられるか。

(2) 私の信条 ー （師・松永安左衛門が書いたもの）孤高に陥らず　孤独を恐れず。

(3) 君は夜逃げをしたことがあるか、社員の給料が払えず夜逃げをした人生体験がバネになる。

(4) 仕事をしてゆくうえで、感謝の気持ちほど貴いものはない。

(5) あまり秀才ばかり新日鉄に入れると、新日鉄の組織は弱体化し、バイタリティがなくなってしまう。

(6) 私の悪口はすぐに報告しなさい。
しかし、言った人の名は言わないでください。

(7) 人生にはプラス、マイナスの波がある。
気持ちのスイッチでマイナスをプラスに変えなくては人生の落伍者になる。

(8) いま思い出しても身の縮む思いがする。
もう破産よりないというところまで、何度いったかわからない。

(9) 小さな租織に入って門前の小僧で何でもやったことが、どんなに役に立ったかわかりません。

(10) 若いうちの苦労は年取って花開く、左遷を栄転に逆転する。

(11) 直線的に昇進せず、停滞したり、逆行したり、左遷させられた経験が大いに役立った。

(12) ちょうど日本経済の縮図である。
大石が大企業であり、中、小の石が無数の中小、零細企業である。

中小企業は日本経済の旗手であって相互に支え、補完、調和する日本経済の礎石でもある。
日本経済も、格好のいい企業や大、中企業だけならばバランスが崩れて第一次オイル・ショックや不況の衝撃で崩壊してしまい世界第二位のGNPを誇る工業国になれなかった。

(13) 私ほど中小企業を理解している財界人は少ないと自負している。
体験的に零細・中小企業者の心がわかるからで、『日本経済石垣論』である。

(14) 私は、経営というのは簡単で一時的に相手の信頼を得たりするような便利な言葉を使っても、これは永い目で見ると押し通せるものではありません。
やはり、永い時間に耐えるものは「真実」、「誠実」これにつきますね。

(15) いい商品は、必ず世の中は気がつく。それまでの辛抱だ。