渋沢栄一のプロフィール
渋沢栄一(しぶさわ えいいち)
・1840年3月16日~1931年11月11日(91歳没)
・第一国立銀行や東京証券取引所、商法講習所(現在の一橋大学)などの設立に関わり、「日本資本主義の父」と称される。
Wikipedia
日本経済の基礎をつくる
「一身にして二生を経る」とは渋沢栄一を指していう言葉でしょう。幕末の世で尊王攘夷に目覚め、倒幕運動にまい進するも運動は挫折。その後、なんと後の将軍、一橋慶喜に仕え、幕臣となります。
明治維新後は新政府に登用され、銀行のしくみをつくり、会社づくりに手を染めます。東京海上、帝国ホテル、キリンビールにサッポロビールなど、生涯で設立した会社は500社を超えます。
日本赤十字社を設立するなど、「私利を追わずに公益を図る」という信念のもと、日本経済の基礎を築いた最大の功労者です。2024年に発行される新紙幣の1万円札の肖像に選ばれました。
渋沢栄一の名言 30選
(1) 四十、五十は洟垂れ小僧、
六十、七十は働き盛り、
九十になって迎えが来たら、
百まで待てと追い返せ。
~渋沢栄一~
(2) 一人ひとりに天の使命があり、その天命を楽しんで生きることが処世上の第一要件である。
~渋沢栄一~
(3) 金儲けを品の悪いことのように考えるのは根本的に間違っている。
しかし儲けることに熱中しすぎると、品が悪くなるのも確かである。
金儲けにも品位を忘れぬようにしたい。
~渋沢栄一~
(4) 夢なき者は理想なし
理想なき者は信念なし
信念なき者は計画なし
計画なき者は実行なし
実行なき者は成果なし
成果なき者は幸福なし
ゆえに幸福を求むる者は夢なかるべからず。
~渋沢栄一~
(5) できるだけ多くの人にできるだけ多くの幸福を与えるように行動するのが我々の義務である。
~渋沢栄一~
(6) 心を穏やかにさせるには思いやりを持つことが大事である。
一切の私心をはさまずに物事にあたり、 人に接するならば心は穏やかで余裕を持つことができるのだ。
~渋沢栄一~
(7) 男はいかに丸くとも角を持たねばならぬ。
~渋沢栄一~
(8) 人は死ぬまで同じ事をするものではない。
理想にしたがって生きるのが素晴らしいのだ。
~渋沢栄一~
(9) 長所を発揮するように努力すれば、短所は自然に消滅する。
~渋沢栄一~
(10) 事業には信用が第一である。
世間の信用を得るには世間を信用することだ。
個人も同じである。
自分が相手を疑いながら、自分を信用せよとは虫のいい話だ。
~渋沢栄一~
(11) 論語とソロバンというかけ離れたものを一つにするという事が最も重要なのだ。
~渋沢栄一~
(12) 目的には理想が伴わねばならない。
その理想を実現するのが、人の務めである。
~渋沢栄一~
(13) 他人を押し倒してひとり利益を獲得するのと、他人をも利して、ともにその利益を獲得するといずれを優れりとするや。
~渋沢栄一~
(14) 富貴に驕ってはならない。
貧賤を憂えてはならない。
ただ知識を磨き、徳を高めて、真の幸福を求めようとすること。
~渋沢栄一~
(15) 言葉は真心を込め、行いは慎み深く、事を取りさばき、人に接するには必ず誠意を持って臨め。
~渋沢栄一~
(16) 言葉は禍福ともに引き起こす入口のようなものだ。
ほんのちょっとした言葉であっても、軽率に口にしてはならない。
~渋沢栄一~
(17) 最も重んずべきは信である。
信を守らねばたちまち失敗す。
~渋沢栄一~
(18) 成功には嫉妬が伴い、成功者の多くは老獪(ろうかい)と目されやすい。
地位と名誉には、それぞれ付随する慎みがあることを忘れてはならぬ。
~渋沢栄一~
(19) 人情としては誰でも他人より多く(お金を)蓄積したいと苦心するのが普通であるが、この多いということには際限がない。
極端に考えて、もし一国の財産をことごとく一人の所有物としたら、どういう結果をきたすであろう。
これこそ国家の最大不祥事ではあるまいか。
~渋沢栄一~
(20) 『智』『情』『意』の三者が権衡を保ち、平等に発達したものが完全の常識だと考える。
~渋沢栄一~
(21) 一個人のみ大富豪になっても社会の多数がために貧困に陥るような事業であったならばどんなものであろうか。
いかにその人が富みを積んでもその幸福は継続されないではないか。
故に国家多数の富を致す方法でなければいかぬというのである。
~渋沢栄一~
(22) 個人の富はすなわち国家の富である。
~渋沢栄一~
(23) すべて物を励むには競うということが必要であって、競うから励みが生ずるのである。
いやしくも正しい道を、あくまで進んで行こうとすれば、絶対に争いを避けることはできぬものである。
~渋沢栄一~
(24) 富を成す根源は何かといえば、仁義道徳、正しい道理の富でなければ、その富は完全に永続することができぬ。
~渋沢栄一~
(25) 入るを計りて、出(いず)るを節す。
~渋沢栄一~
(26) 真似をするときには、その形ではなく、その心を真似するのが良い。
~渋沢栄一~
(27) 国家社会をも利益するということなら、余は断然自己を捨てて、道理のあるところに従うつもりである。
~渋沢栄一~
(28) 立志の当初最も慎重に意を用うるの必要がある、
その工夫としてはまず自己の頭脳を冷静にし、
しかる後自分の長所とするところ、
短所とするところを 精細に比較考察し、
その最も長ずる所に向かって志を定めるがよい。
~渋沢栄一~
(29) 重役は常に、会社の財産は他人の物である。
といふことを深く念頭に置かねばならぬ。
~渋沢栄一~
(30) 多く聞き、多く見て、その中より最も善きものを選び、これに従うて行作せねばならぬのは中人の常なり。
されどあまり見聞のみを博くしても、その人に取捨の見識がなければ、選択の見当がつかなくなって迷うようになるものだ。
~渋沢栄一~