坂東眞理子のプロフィール
坂東眞理子(ばんどう まりこ)
・1946年8月17日生まれ、富山県出身。
・日本の評論家、元官僚。
・第5代学校法人昭和女子大学理事長・総長。
・朝日生命保険相互会社役員であり、社団法人農山漁村女性・生活活動支援協会会長。
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坂東眞理子の名言 30選
(1) 人生とは選択の連続です。一つのものを選ぶということは、一つのものを捨てるということ。すべてが手に入ることなどありません。
~坂東眞理子~
(2) 女性活躍への期待が高まっていますが「男性と同じように働けます」という働き方は女性にお勧めできません。自分だから、女性だからできることを考え抜く。闘争ではなく、協力する。奪い取るのではなく育て上げる。新しいリーダーシップの形を私自身、これからも追求していくつもりです。
~坂東眞理子~
(3) 新しい仕事と過去の経験やスキル、強みをいかに融合させるか。本当の創造性というのは、ゼロから何かを生み出すことではなく、そうやって過去に得たものの中から組み合わせて新しく創り出していくことではないでしょうか。
~坂東眞理子~
(4) 異動先で取り組む仕事に90%はエネルギーを費やすわけですが、残りの10%でレパートリーを維持する努力を継続できるかどうか。それによって10年、20年後が大きく変わるのではないかと思います。
~坂東眞理子~
(5) 日本の場合、会社が人を育てる役割を担っています。女性はキャリアの途中で出産・子育てで辞めてしまうことが多いため、会社はせっかく女性を育てても元が取れない、無駄な投資であると考え、無理して女性を鍛えることなく、チャンスも与えません。そもそも日本企業の人事部は女性に多くを「期待」していません。「機会」も少なく、「鍛えよう」ともしないのです。この三つの「き」が、中長期で女性が活用されない理由だと思います。
~坂東眞理子~
(6) 重みのある言葉を知ることは、“自分磨き”の必須条件。
~坂東眞理子~
(7) 女性の品格とは、内面から滲み出るもの。そして、外面の魅力は、精神の美しさが作り上げます。古典の名言を知り、教養を身につけることは、メイクにまさる美容法なのです。
~坂東眞理子~
(8) 若いうちから人とのつながりを大切にしておくと、40代くらいになって効いてきます。人間関係も、短期的な結果を求めず長期的な視点をもって育てて欲しいと思います。
~坂東眞理子~
(9) こんな時代だからこそ目先の不満で仕事を辞めるべきではありません。
~坂東眞理子~
(10) 若き頃から抱いていた夢や希望。それらがすべて叶うことはありません。希望する仕事に誰もが就けるわけではない。すぐに思い通りの結果が出るはずもない。それなのに、最近は我慢をすることなく、すぐに嫌だと言って仕事を辞めてしまったりする風潮を感じます。二十代の頃ならまだしも、三十代になっても四十代になってさえもフラフラとしている。あれもしたいこれもしたい。自分に合った仕事をしたい。もっと評価されたい。小さな理不尽さばかりに文句を言い、自分という存在と向き合っていない。
~坂東眞理子~
(11) 女性はとくに短期的な視点で物事を捉えがちです。その原因の一つは、女性たち自身の中にある「女性は若くて可愛いほうが価値があり、歳を重ねると煙たがられる」という思い込みです。そのため、若いうちに周りに認められなくてはというプレッシャーが男性以上に強いのです。
~坂東眞理子~
(12) メンター(師)を見つけるのは簡単ではありません。直属の上司だと利害関係があるでしょうし、他部門の先輩には相談しにくいものです。たとえば元上司なら、かつてのあなたの仕事ぶりを見ていますから、適切なアドバイスをしてくれるでしょう。その意味でも、元の上司や同僚とのネットワークを維持することは大切です。年賀状を送る、異動のときに挨拶をするという程度で構いません。他の組織にまたがった、緩やかなソフトネットワークの方が何かのときに役立つことが多いものです。
~坂東眞理子~
(13) 意識的にキャリアデザインをしておくことをお勧めします。「グローバルな仕事がしたい」くらいのざっくりしたもので構いません。そのために自分に足りないスキルを考え、それを補う努力をしましょう。
~坂東眞理子~
(14) 異動や留学など社内で自身の希望を通そうとする際、女性がやってしまいがちなのが「自爆型行動」です。有能な女性ほど個人の希望を溜め込んで、我慢できなくなったところで「認めていただけないなら辞表を出します!」などと爆発してしまうのです。
~坂東眞理子~
(15) 男女問わず25歳から35歳の間によいメンター(師)と出会えるかどうかが、キャリアを重ねるうえで大きく影響します。メンターとの出会いを活かし、相手に「成長をサポートしてあげたい」と思ってもらうにはコツがあります。自分よりも年齢や地位が上の人に対して、素直に尊敬の念を持ち、優れたところに感心する力を持つことです。私自身、若い方と接していると、年長者を批判的に見て斜に構えている人はすぐにわかります。
~坂東眞理子~
(16) 男性と同じように24時間戦うことは出来ないので、独自の強みが必要でした。
~坂東眞理子~
(17) 「おかげさま」という言葉があります。いかがお過ごしですかと聞かれれば、「おかげさまで元気にやっております」と答える。それは、誰か特定の人のおかげという意味ではありません。自分を取り巻く自然。自分とともに生活している人たち。そして見も知らないたくさんの人たち。すべての人や大自然のおけげで元気に生きることができる。つまり、人間は生かされているという心が日本人には根付いているのです。
~坂東眞理子~
(18) 私は24歳で結婚、26歳で出産しましたが、特別な能力のない自分が一度仕事を辞めたら、再就職も転職もできない。かといって専業主婦を上手くやれるタイプでもない。だから、仕事に自信が持てるまでは、とにかく働き続けたいと思っていました。でも当時は、慣れない子育ても重なって「自分は何もできない人間なんじゃないか」と感じ、とても苦しい時代でした。
~坂東眞理子~
(19) (『女性の品格』がベストセラーになったことについて)四半世紀もの間、いくら書いてもベストセラーにはほど遠くて、半ば諦めていたのですが、「書く」ことにこだわって努力を続けていれば、神様がご褒美をくださることがあるのだなと思いました。
~坂東眞理子~
(20) 女性は男性のように家庭のことを省みず、会社のために全てを捧げて管理職を目指すような働き方を、決して魅力的だとは思いません。ある程度働いた後は専業主婦となって夫を支えるために家庭で過ごしていた方がいいのではないか、好きな事や趣味を活かした生活を送った方がいいのではないか、と迷う人が少なくないのです。
~坂東眞理子~
(21) 公務員をしながら執筆を続けることには「本業がおろそかになっていないか」といった批判もありました。それだけに本業の仕事は集中して行う術を身に付けてきました。内閣府男女共同参画局長まで務めさせていただき、本の執筆はリスクを補って余りあるメリットがあったと確信しています。
~坂東眞理子~
(22) 敬語は訓練によって身につけていくしか方法がありません。職場には敬語に詳しい人がいるものです。その人の言葉遣いを真似てみたり、書いたものをチェックしてもらうなど、「人みな、わが師」の気持ちで教えを請うことはとても大切だと思います。
~坂東眞理子~
(23) ビジネス文書には明確な目的があります。その目的を達するために何を伝えるのか、書きはじめる前にポイントを整理しておくことが大切です。ときどき主語と述語が一貫しない文章を見かけることがありますが、書きたい要素を整理せず、考えのおもむくまま、いきなり書きはじめることが原因だと思います。
~坂東眞理子~
(24) ビジネス文書は文学作品ではないのですから、名文、美文である必要はありません。身についていない難しい言葉を使うのは、かえって見苦しいものです。意思の疎通を図るために、きちんとした日本語をツールとして使いこなせているかどうかがポイントになります。
~坂東眞理子~
(25) スピーチを上達させるには、スピーチを聞くことが大切なように、文章を上達させるには文章を読むことです。本や新聞を読み、知らない言葉があれば意味を調べ、できればメモをする習慣をつけたいものです。
~坂東眞理子~
(26) 語学の勉強にも通じることですが、ボキャブラリーを増やすなら、まず自分の専門分野から掘り下げていくことです。
~坂東眞理子~
(27) 言語感覚やコミュニケーション能力は同じ価値観を共有する人とだけでなく、さまざまな価値観を持った人とコミュニケーションせざるを得ない経験を積み重ねていく中で養われます。
~坂東眞理子~
(28) 女性にとって10年、20年先のキャリアパスを描くことは難しいことかもしれません。結婚や出産のタイミングも自分一人では決められないものです。こういった厳しい経済環境では、なおさら難しいと感じるでしょう。でも、だからこそ夢を描いてほしいと思います。
~坂東眞理子~
(29) 入社して2、3年はまだ一人前ではないものですが、20代後半くらいになると少し仕事の様子がわかってきます。多少責任のある仕事を任されることもあるでしょう。この年代は一番焦りがちな時期ですが、心を落ち着けて、しっかりとキャリアづくりをしてください。
~坂東眞理子~
(30) 異なる世界や専門領域を複数持っていることが自分らしさであり、ユニークな強みになる。創造的な仕事や柔軟な働き方が求められる現代こそ、こうした考え方がより重要になっているのは間違いありません。
~坂東眞理子~