宮崎駿のプロフィール
宮崎駿(みやざき はやお)
・1941年1月5日生まれ、東京府東京市出身。
・日本の映画監督、アニメーター、漫画家。
・一貫して子供に向けて作品を作り続けているが、これについて、「厳しい現実世界からの、子供の一時の逃げ場が必要だ」という趣旨の発言をしている。
・宮崎は、自分の息子が子供だった頃には、その年代に合わせて、成長するにつれて対象年齢を上げて作品を作り、息子が成長しきると今度は友人などの子供を対象にしており、『千と千尋の神隠し』の公開時にはガールフレンドである友人の娘のために作った作品だと説明している。
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宮崎駿の名言 30選
(1) 人間だけが生きるのではなくて、獣にも木々にも水にも生きる場所を与えるべきなのです。そういう思想が、かつての日本にはありました。
~宮崎駿~
(2) 天災で、どんなに悲痛な思いをしても、この国の人々はそれでも生き続けようとする力を持っている。
~宮崎駿~
(3) 他人に迷惑をかけないなんてくだらないことを誰が言ったのか知らないんですけれども、人間はいるだけでお互いに迷惑なんです。お互いに迷惑をかけあって生きているんだというふうに認識すべきだって僕は思う。
~宮崎駿~
(4) もう、とことん考える。ありとあらゆる方向を探るんです。とことん困ると、奥のほうでふたが開くんです。そのふたが開くと、最初に考えもしなかった方向が見えたりする。それでも、一歩進めるんです。
~宮崎駿~
(5) 意気地なしですよね。みんな善良で、やさしい連中なんだけど、なんだろう、どうしてこんなに意気地なしなんだろうと。そういうオス蜂をいっぱい育てた巣箱だったんですね、この日本の社会は。
~宮崎駿~
(6) ジブリでいつも作業が始まる前に、掃除をしてくれるおじいさんとおばあちゃんがいるんですけど、たぶん一番丁寧なあいさつをするのは鈴木さんと僕です。本当によくやってくれるもんねえ。「どうもありがとうございます。おはようございます」って言うと、向こうも「おはようございます」って。ほんとそうなんですよ。だから、その前を、ボソーッとした顔して耳栓なんかして音楽なんか聴いてるやつが通るとね、蹴飛ばしたくなるんですよ。お前たちの国は滅びるぞってね。
~宮崎駿~
(7) 人間の中に、暴力・攻撃的な衝動というものが、あるんだと思うんです。それをなくす事は出来ないので、むしろどういうふうにコントロールするかという事が、人間や人類に課せられた大きな課題だと思うのですけども。
~宮崎駿~
(8) 日本人の没落というときに、何が一番気になるかといったら、今後右肩上がりの経済成長が続くとか、マルチメディアがどうしたとかいうことよりも、この国にいる子供たちが元気なのかどうかということが、僕は一番気になります。
~宮崎駿~
(9) 人間が貴いと思う、“無私” とか “純粋” というこころの働きは、そこらにある石ころにもあるものです。最も人間的なのは “権謀” や “術策” とかで、これは自然にないものです。
~宮崎駿~
(10) 人もミミズもみな同じというところに、もう一回戻ったほうがいいよ。
~宮崎駿~
(11) 理想を失わない現実主義者にならないといけないんです。理想のない現実主義者ならいくらでもいるんですよ。
~宮崎駿~
(12) 今は、人間の都合のいいものだけが自然だと思われています。蚊やハエは要らないものだから自然ではない。殺したってかまわないんです。でも、そのような人間中心主義的な考えは根本的に間違いだと思います。人も獣も木々も水も、皆等しく生きる価値を持っている。
~宮崎駿~
(13) 最近の映画には成長神話みたいなものがあって、そのほとんどは成長すればなんでもいいと思ってますね。だけど現実の自分を見て、お前は成長したかと言われると、僕なんか何かこの60年、ただグルグル回っていただけのような気がするんです。
~宮崎駿~
(14) 才能はたいていの人が持っているんだけど、才能のあるなしじゃなくて、それを発揮するエネルギーがあるかどうか。
~宮崎駿~
(15) 若い人たちは何か作品を作っても「まあ、それだけのものだ」っていう見きわめをつけてしまってる。善良だし、ちゃんと働くけど、どこかさめてるんですよね。でも(そんな時代の境遇に)押し流されたらいけないんです、絶対に。自分たちのやり方や生き方を見つけないといけないんですよ。
~宮崎駿~
(16) 一人ひとりが自分は何をするかを考える時です。それぞれができる範囲のことをやればいい。木を残すことと近所を掃くことは、価値としては同じではないかと思うのです。
~宮崎駿~
(17) 本を読むから考えが深くなる、なんていうことはあまり考えなくてもいいんじゃないでしょうか。本を読むと立派になるかというとそんなことはないですからね。
~宮崎駿~
(18) 一人ひとりが立ち止まったら、色が黒かろうが白かろうが、ボスニア・ヘルツェゴビナにいようが奥尻島にいようが、みんな同じなんだ。家族のことを思って泣いたり叫んだり。
~宮崎駿~
(19) いまのような、どこに自分たちが行くんだろうと、自分で考えないとわからない時代が来たときに、歴史的なことに対する無知とかいうのはいずれしっぺ返しが来る。
~宮崎駿~
(20) 幼い時にしこみ過ぎるとダメになるんです。少年野球のエースが、たいてい肩やヒジを壊しちゃうみたいに、好奇心そのものを奪ってしまう。
~宮崎駿~
(21) シータは、田舎娘だから、首なんかもすっごく太くしたんです。今の子供たちは、お姫さまを登場させると、それだけでひねくれちゃう、「かわいく生まれていいわね」って。じゃ、お姫さまなしでやろうと思って。でも、人間ってキラキラしてると魅力的ですよ。
~宮崎駿~
(22) つい偉そうに文化人ヅラして「子育ての環境とは」などという発言をしてしまうことがありますが、たいてい誰も聞いていません。つまり、いくら発言をしてもなんの影響力もないのです。必要なのは、理念を語ることではなくて実際になにかをやることです。
~宮崎駿~
(23) とんでもない才能もっててね、情熱があって、それで人をちゃんと説得したり、話が通じたり、 コミュニケーションできる能力をもっている。これがとても大事なことなんです。コミュニケーションの能力がなくて、才能のある人間はけっこういるんですよね。
~宮崎駿~
(24) 子どもっていうのは、可能性の生き物なんですよ。たくさんの選択肢を、毎日持ってるんです。大人も実はそうなんですけどね。
~宮崎駿~
(25) どこか日本の中に深い森があって、そこに入ってはいけなくて、そこにいろいろな動物がいて、それで散歩道もないんです。そういう世界が、深い森があるんだよという話が、親が子供たちに話せるような国ができたらいいなあと、本当に思うんです。
~宮崎駿~
(26) みんな自分よりバカだと思ったらおしまいですよ。自分の方が才能があるとか、そういうものの見方で見る人間っていうのはいますけど、あるいはなにがなんでも自分のものをやらなければ生きては帰れないとかね、そういう人間の方が僕が見てる範囲だと伸びないですね。
~宮崎駿~
(27) 人間は決定的なことって言葉で考えたりはしないんです。「どうして僕は、彼女が好きなんだろう」って考えたりはしない。そんなことは分析したって無駄なんですよ。
~宮崎駿~
(28) 最新流行のものはほとんど見てない。「好きなことをやってるだけで十分だ」って言って、昔ながらに生きているんですよ。
~宮崎駿~
(29) 日本の鉛筆、もの凄くいいんですよ。もうドイツの文房具なんか遥かに超えてますよ。でも高いですから、鉛筆は。「シャープペンシルのほうが地球にやさしい」なんて言いかねないんだけど。だから鉛筆という材料をなくして未来があるのかっていう話です。
~宮崎駿~
(30) ボクは女性が強い方が落ちつくんですよ。
~宮崎駿~