杉浦日向子のプロフィール
杉浦日向子(すぎうらひなこ)
・日本の漫画家、江戸風俗研究家、エッセイスト。
・江戸や明治の生活風俗を生き生きと描いた作品を残した。
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杉浦日向子の名言20選
(1) 赤ちゃんもおばあちゃんも、きょう一日は一度きり。そえぞれが、それなりのカタチで生きるのが、個性だ。
~杉浦日向子~
(2) 現代に笑いが少ないのは、失敗してはいけないんだということを子どもの時から教えられていることが原因なんじゃないでしょうか。失敗して当たり前なんだというふうに育っていかないと笑えないですよ。
~杉浦日向子~
(3) 自分のハダカを疎ましく想うのは、自宅の小さなお風呂に、ひとりで浸かって、腹をつまんだり、鏡と睨めっこするからだ。銭湯行きなさい、銭湯。理想的なハダカなんか、ひとつもない。みんなでこぼこで、おもしろい。
~杉浦日向子~
(4) 何かわからないときとか、わからないっていう状態そのものとかが、けっこう自分の中では、いちばん豊かな状態だったりするんですよね。
~杉浦日向子~
(5) 予定を立てない。その日その日のハプニングを楽しむゆとりを持つ。
~杉浦日向子~
(6) 腹を満たすのではない、時を満たすのである。
~杉浦日向子~
(7) 江戸っ子の基本は三無い。持たない、出世しない、悩まない。
~杉浦日向子~
(8) 江戸を通じて言われていたことに、「思うことかなわねばこそ浮世とは」というのがあります。思うことがかなわないから浮世なんだ。かなわないからおもしろい。かなってしまったら楽しみがなくなってしまうというんですね。
~杉浦日向子~
(9) 遊びって、自分の人生なり、命なりを、時間なりスリルなりと取り引きしてやるものですよ。そういう意味では現代人は遊んでないということでしょう。
~杉浦日向子~
(10) 本来の粋というのは、自分の中で熟成され、個人個人で基準が違うものなので、粋のマニュアルはないんです。
~杉浦日向子~
(11) 江戸っ子の好みはカラッとした快活なユーモア。相手をバカにしたり、皮肉ったり、自分を卑下するような笑いは下品とされ、嫌われます。
~杉浦日向子~
(12) 主張があるのは、たいてい野暮です。近代以降は誰しも主張していかないと、アイデンティティーをちゃんと持っていないとダメみたいな、強迫観念がありますが、江戸では敢えて主張しないものに価値を見いだすところがあります。
~杉浦日向子~
(13) 「残るものにはお金をかけず、消えてしまうものにはお金をかける」のが、江戸っ子の心意気ですね。
~杉浦日向子~
(14) 江戸の遊びは、無駄を楽しみ、常に感性を磨き競い合うこと。不必要と思われるところに機智を駆使することで遊びが文化に高まるのです。
~杉浦日向子~
(15) 上等な笑いとは、スコーンと突き抜けた、茶の笑い。お茶目、茶化す、茶々を入れるなどの「茶」です。緊張をふっと抜く笑いが人づき合いを円満にしました。
~杉浦日向子~
(16) 「いつまでも若々しく健康で、より良い人生を長く生きよう」という思想は、少なくとも、放蕩の人、風流に人にはなかった筈です。「年相応に老け衰えつつ、それなりの人生を死ぬまで生きる」という当たり前のことが、遠くなりました。
~杉浦日向子~
(17) 江戸では、頑張るは我を張る、無理を通すという否定的な意味合いで、粋じゃなかった。持って生まれた資質を見極め、浮き沈みしながらも、日々を積み重ねていくことが人生と思っていたようです。
~杉浦日向子~
(18) 何の為に生きるのかとか、どこから来てどこへ行くのかなどという果てしのない問いは、ごはんをまずくさせます。
~杉浦日向子~
(19) 江戸人は、この、無名の人々の群れです。このような人生を語らず、自我を求めず、出世を望まない暮らし振り、いま、生きているから、とりあえず死ぬまで生きるのだ、という心意気に強く共鳴します。
~杉浦日向子~
(20) 物事の両面を受け止めて、どちらもおもしろいんじゃないかと肯定する。
~杉浦日向子~