中村獅童のプロフィール
中村獅童(なかむら しどう)
・1972年9月14日生まれ,東京都出身。
・歌舞伎の名門・小川家(旧播磨屋、現・萬屋)に生まれる。父は元歌舞伎役者の初代中村獅童。
・8歳のとき昭和56年(1981年)6月歌舞伎座『妹背山婦女庭訓』「御殿」の豆腐買の娘おひろで二代目中村獅童を名乗り初舞台を踏む。
・映画『ピンポン』で準主役の「ドラゴン」の役を射止め、日本アカデミー賞、ゴールデン・アロー賞(映画新人賞)、ブルーリボン賞、日本映画批評家大賞、毎日映画コンクールの各新人賞5冠を受賞。
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中村獅童の名言 30選
(1) 今、こうやって話しているみたいに、若い人たちに「歌舞伎ってこう」で、「俺はロックも好きだけどそういうのもあって…ファッションもそうだし」、って話すと、みんな「そうなの!?」って、のってきてくれるんです。
~中村獅童~
(2) 現代劇のお芝居や映画もさせていただきますけど、すべての基本は歌舞伎で学んだことなので。
~中村獅童~
(3) この境遇を受け入れた上で、自分なりに歌舞伎役者としての、生き方を切り開いていこうと覚悟した。
~中村獅童~
(4) 実現させるエネルギーをしっかりと蓄えて、いつかそれを爆発させる力を持つこと。えらそうなことはいえませんが情熱を持つことを忘れないでもらいたいと思います。
~中村獅童~
(5) 趣味でもなんでもいいと思いますが、好きなことって子どものころから変わらないと思うんです。1つのことを続けることはとてもすてきなことだと思います。あきらめずに夢を持って追いかけてください。
~中村獅童~
(6) とにかく充実した時間を過ごしたいですね。
~中村獅童~
(7) 気持ちは20代も30代も40代も変わらないですけど、自分がこれまで経験してきたものを土台に、歌舞伎においても40代のうちに新たなチャレンジをしてみたいと思っています。それが新作という形になるかはわからないですけれど。
~中村獅童~
(8) 『毛抜』や『鳴神』のように「ザ・歌舞伎」といえる歌舞伎十八番ものがあり、『供奴』『連獅子』という舞踊があり、『瞼の母』『権三と助十』という「書き物」の世話物があり。歌舞伎のさまざまなジャンルの演目を楽しんでいただけるんじゃないかな、と。
~中村獅童~
(9) 『権三と助十』は今回の演目の中でも、実は一番難しいかもしれないですね。でも、みんなで力を合わせて、活気あるいい舞台にしたいと思っています。
~中村獅童~
(10) 『瞼の母』にしても、長谷川伸先生ならではの「謳って」言わなきゃいけない台詞があるんです。そこをスラスラ~っと流して言ってしまったら、長谷川伸先生特有の言い回しの味わいがなくなってしまいます。
~中村獅童~
(11) 時代物の経験をきちんと積んでおかないと、さっきもお話ししたように「歌舞伎味がないね」と言われてしまう。
~中村獅童~
(12) これから稽古しながらみんなと相談することも出て来ると思いますけど、お兄さんがおっしゃったことをしっかり肝に命じてさせていただきたいと思っています。
~中村獅童~
(13) 実は(坂東)三津五郎のお兄さんが病気療養の発表をされる前の日に、全然知らずにご相談にお伺いしたんです。お兄さんは権三も助十も両方おやりになっているし、芝居のこともよくおわかりになってらっしゃるから。
~中村獅童~
(14) まずは型のある時代物から教わって、だんだん自分の味がつかめてきた頃に、こうした世話物をやるようなる。順序があるんです。
~中村獅童~
(15) これ(権三と助十)もいわゆる「書き物」で、大正時代に書かれた岡本綺堂の世話物です。おかしみのあるわかりやすい話ですから、楽しんでいただけるんじゃないかな。
~中村獅童~
(16) 初めて観る方は台詞の意味が100%は分からなくても、ストーリーは簡単なので楽しんでいただけると思います。
~中村獅童~
(17) ある種の台詞劇でもあるんです。
~中村獅童~
(18) 実際に衣裳を着けて舞台に立つと、思っていた以上に大変でした。最後はバーッとまくしたててしゃべるので、決まったところでちゃんと息を吸えていないと、最後まで台詞が言えなくなってしまう。
~中村獅童~
(19) 台詞と台詞の間の句読点の部分のどこで息を吸うかも、すごく重要な演目なんです。
~中村獅童~
(20) 傍目には大して動いてないし大変そうに見えないんですが、台詞の量が膨大なので、ものすごくキツいんだよ、ということをおっしゃっていました。
~中村獅童~
(21) スケベで出来すぎてない人というのが現代劇にも通じるものがありますよね。ちょっとひょうきんな二枚目半のところもありつつ、次々にトリックを解明していく。今でもドラマにありそうな主人公のパターンだと思います。
~中村獅童~
(22) そう、男にもセクハラするんです(笑)。
~中村獅童~
(23) 僕もそんなポップでシュールなところが大好きで、浅草歌舞伎の時も、若い人たちにぜひ観てもらいたいと思ってさせていただいたんですよ。「若い方たちも観て楽しめる演目を」ということはいつも考えていますね。
~中村獅童~
(24) もうね、“大人計画”の方がこれを見たらすぐパロディにするんじゃないかって思うくらい。
~中村獅童~
(25) リアルに考えたらおかしいことばかりで、いい意味で歌舞伎が持っているバカバカしさが満載なんです。そもそも「髪の毛が逆立つ」というお姫様の難病がおかしいし、話のカギを握る毛抜が異常にデカイとか、言い出したら切りがない(笑)。
~中村獅童~
(26) 本当に「ザ・歌舞伎」と言いたくなる演目ですね。
~中村獅童~
(27) 若手中心の浅草歌舞伎で10年近く前に初めてさせていただいたんですが、勘三郎のお兄さんと共に、残念ながらもういらっしゃらないお二方への思いも込めて、させていただきたいなと。
~中村獅童~
(28) これ(歌舞伎十八番の『毛抜』)も実は亡くなられた(市川)團十郎のお兄さんに教わったんです。
~中村獅童~
(29) 勘三郎のお兄さんは僕がどんな役をさせていただく時にも「心が大事だ」ということをおっしゃっていました。教わったことを大切に、自分なりの忠太郎像にできればと思っています。
~中村獅童~
(30) 長谷川伸先生の作品はご自身の経験もあると思いますが、母と子の作品が多いんです。中でもこの作品はストレートに、生き別れになった母親を恋い焦がれる物語。とにかくハートでやる、ということですね。
~中村獅童~