伊集院静の名言・格言30選|心に響く言葉

伊集院静のプロフィール

伊集院静(いじゅういん しずか)
・1950年2月9日生まれ、山口県防府市出身。
・日本の作家、作詞家。
・伊集院 静は作家としてのペンネームであり、作詞家としての筆名は伊達 歩(だて あゆみ)。
・2016年、紫綬褒章受章。
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伊集院静の名言・格言 30選

(1) まぶしい自分になることも、美しい日本語が話せるようになるまでも、良き友を得ることも、信念を発見することも、一年、二年じゃできやしない。いいものは時間がかかる。見てくれで人を判断するな。金で価値判断をするな。すぐに手に入るものは砂のようにこぼれる。本物を手にするのは苦しいぞ。

~伊集院静~

(2) 大人って何だ?大人とは、一人できちんと歩き、自分と、自分以外の人にちゃんと目をむけ、いつでも他人に手を差しのべられる力と愛情を持つ人だ。

~伊集院静~

(3) おかしいと思わないか。哀しみと歩くために私たちは生まれてきたのではないはずだ。どうして人をいじめたり、平気で苦しめたりする者がいるのか。それはボクたちの身体の中に何ものにもかえられない素晴らしいものがあるのを忘れているからだ。

~伊集院静~

(4) 人から受けた恩は、その人には返せないのが世の中の常らしい。親孝行ひとつを取ってみてもそれはわかる。親の最後の、最大の教えは、親が亡くなることで子供が人生を学ぶことでもあるという。

~伊集院静~

(5) 自分以外の人、生きているものの痛みをわかる子供にすれば、教育の半分はできたと考えなさい。

~伊集院静~

(6) 道に迷ったら元の場所に帰るのだ。初心にかえろう。皆がしてきたことをやるのだ。汗をかこう。懸命に働くのだ。これを君たち若者がダサイと思うなら、君たちは間違っている。真の仕事というものは懸命に働くことで、自分以外の誰かがゆたかになることだ。汗した手は幸福を運んでいるのだ。

~伊集院静~

(7) 価値ある生き方をしている大人はいるのか。誇るべき生き方はあるのか。私は断言する。そういう生き方をしている大人はいるし、生き方はある。今の君たちの目に見えないだけだ。その人たちも、君と同じ年頃、見えない明日を懸命に探り、一人で歩いていたんだ。

~伊集院静~

(8) 己以外の、誰かの、何かのために懸命に、生き抜くことだ。そうすれば君に見えてくる。世の中が、人間の生が、いかに哀しみであふれていることか……。それらの哀しみを平然と受けとめ、どんな時にも、君は、そこに、スクッとたっている人であって欲しい。

~伊集院静~

(9) 自分の弱みを何でもさらけだせる相手だって?そんなもの友とは呼ばんよ。君は相手が自分に手を差しのべてくれることが友情と勘違いしてるよ。友情というのはそんな薄っぺらなものじゃないよ。もっと緊張感があるものだ。

~伊集院静~

(10) なぜ軟弱なのか?それは連るむからである。一人で歩かないからである。孤となり得ないからである。連るむとは何か?時間があれば携帯電話の着信を見ることである。マスコミがこうだと言えば、そうなのかと信じることである。全体が流れ出す方に身をまかせることである。

~伊集院静~

(11) 戦場では今日も若者が死に、テロは繰り返され、近所でおぞましい事件が続く。金が儲かるなら何をしてもいいと嘯く輩がいる。金がすべてなら君達が子供の時に読んだり、聞いたりした絵本や、詩や、音楽は世の中にはいらなくなる。これまで君の目はたしかなものを見てきたはずだ。

~伊集院静~

(12) 二十歳の空はどこにでも飛んでいける。信じるものにむかって飛び出そう。空は快晴だけじゃない。こころまで濡らす雨の日も、うつむき歩く風の日も、雪の日だってある。実はそのつらく苦しい日々が君を強くするんだ。苦境から逃げるな。自分とむき合え。強い精神を培え。そこに人間の真価はある。

~伊集院静~

(13) 成人を祝うなんて古い習慣と思うかもしれないが、そうじゃない。世の中には二十歳を迎えられなかった若者が大勢いる。ほとんどの人は無事に生涯を送ることができない。それが私たちの生だ。

~伊集院静~

(14) 親は無条件で己のことよりも子供の幸せを考える。そのことが子供の頃、私にはわからなかった。若い夫婦が子供を連れ、プラットホームに降り立つ。彼等に歩み寄る老夫婦の笑顔には、人間の至福の表情がある。

~伊集院静~

(15) 電車に乗るたびに、一人車窓を眺めている人を見かけると、できることならこころ踊る電車行であって欲しいと思う。私が車輌の中で静かにするのをこころがけるのは、そこに哀しみの帰省をする人がいるはずだと思うからだ。

~伊集院静~

(16) 仕事も女性も、迷ったときは苦手な方で手を打つといい結果になる。

~伊集院静~

(17) 働く上で、生きる上で大切なものは何か。姿勢である。どんな?それは揺るぎない「誇りと品格を持つ」ことだ。

~伊集院静~

(18) どんな商店だって、工場だって、会社だって、歴史から見れば、昨日誕生したようなものだ。それも君のように若い人たちが作ったのだ。抵抗しろ。改革しろ。妥協するな。役立たずと陰口を言われても気にするな。すぐに役立つ人間はすぐに役立たなくなる。仕事の真価は「すぐ」の周辺にはないのだ。

~伊集院静~

(19) この頃、自分を恥じる。たった一言でいいから父を尊敬していたこと、感謝していることを言えなかったのか。

~伊集院静~

(20) そんなものはもう古い?古くて結構。ここ十年(いやもっとか)、新しいものでまともなものがひとつでもあったのか。新しいものはすべてクズだったではないか。

~伊集院静~

(21) すぐに酔う酒は覚えるな。

~伊集院静~

(22) 一人で生きよ。耐えて励め。

~伊集院静~

(23) その人たちの二十歳の手の中にあったのは、ささやかなものだった。家族や友だちの励まし、いとしい人の笑顔、好きな音楽、一行の詩……、そして自由。でもそれはかぎりない可能性を抱いていたし、やさしくて、美しいものだった。やさしい人よ、美しい二十歳よ。君にシャンパンを、ささやかな乾杯を。

~伊集院静~

(24) 見知らぬ者同士が逢った瞬間に相手に好意を持つ。好きと思う。なぜかそれからその人のことが気になる。その人のことを想っただけで身体が熱くなる。風邪かな?と思うが鼻水が出ない。それが恋愛のはじまりだ。

~伊集院静~

(25) まず半年、二時間早起きして何かをはじめてみる。テレビを情報の中心から外してみる。電話で物事を片付けないようにしてみる。家族とドライブに出かけていたのを、自分たちの足だけでどこまで行けるか歩いてみる。

~伊集院静~

(26) (水商売で)どこの店でもナンバー1になる女性は、決っして飛びっ切りの容姿をしていない。むしろ一、二枚落ちるところがある。何が、その子にあるか?それは愛嬌だ。一緒にいて安堵がある。愛嬌は女性の資質の中で、二、三枚格が上のものだ。

~伊集院静~

(27) 会社をやめて家族と過ごすことを優先するかどうかって?君ね、すぐ会社やめなさい。その方が会社のためだ。君のような人間が海外赴任したら、せっかくこれまで現地で苦労して事業の足がかりを作った人たちの努力が泡となる。

~伊集院静~

(28) 書物はこれを読み、そののちに何があるかが肝心である。書物を生涯一冊も読まず、かなりの生き方をした男、きちんと生きている男は山ほどいる。そういう男の方が生半可に書物を読んだ男より信用がおける。

~伊集院静~

(29) 人間が「老いる」のは、死ぬ寸前のことだよ。それまでは生きてる。生きてるってことは活きてると同じこと。精神が活き活きしていればそれで充分だと思うぜ。そりゃ物も忘れるし、坂道を歩けば時間もかかる。そのことと「老い」は違うんだ。

~伊集院静~

(30) スコットランドにどうしてあれほどの数の酒造工場が点在しているのかをご存じか。食生活が豊かで裕福だったから?とんでもない。貧しかったからである。本当に酒が必要な連中は正気ではやっていられない男たちだ。今も世の中に酒がなければ毎日何人の男が自死しているだろうか。

~伊集院静~