ジョン・スチュアート・ミルの名言30選|心に響く言葉

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ジョン・スチュアート・ミルのプロフィール

ジョン・スチュアート・ミル
・1806年5月20日に生まれ,1873年5月8日に亡くなる。
・イギリスの哲学者。
・政治哲学者、経済思想家でもあり、政治哲学においては自由主義・リバタリアニズムのみならず社会民主主義の思潮にも多大な影響を与えた。
・晩年は自ら社会主義者を名乗っている。倫理学においてはベンサムの唱えた功利主義の擁護者として知られる他、論理学分野においてはバートランド・ラッセルら後続の分析哲学にも強い影響を与え、初期科学哲学の重要な哲学者として知られる。
Wikipedia

ジョン・スチュアート・ミルの名言 30選

(1) 正しい側に組しないものはすべて悪の側に結局は加担することになる。

~ジョン・スチュアート・ミル~

(2) 悪人が自分の目的を遂げるのに、善人が袖手傍観していてくれるほど好都合なことはないのです。

~ジョン・スチュアート・ミル~

(3) 大学はすべての知識を、人生にとって価値あるもの、即ち、われわれ各人が人類のために実際に役立つ人間になること人類そのものの品性を高めること、つまり人間性を高貴にすることという二重の目的を達成するための主な手段として、提供しなければなりません。

~ジョン・スチュアート・ミル~

(4) 社会には無数の禿鷹(ハゲタカ)がいるので、弱い立場の人が襲われないようにするには、とりわけ強い猛禽(もうきん)がいて、禿鷹を押さえつける役割を担っていなければならない。だが、禿鷹の王もやはり禿鷹であり、弱いものを餌食にしようとすることに変わりはないので、その嘴(くちばし)と爪にいつも警戒しておく必要があった。このため国を愛し、国民の自由を大切にする人たちは、支配者が国民に対して行使できる権力を制限しようとつとめてきた。そしてこの制限が、自由という言葉の意味であった。

~ジョン・スチュアート・ミル~

(5) 主流の意見は、自分でものごとを判断する能力がそれほど優れているわけではない人に対して圧倒的な影響力をもっている。

~ジョン・スチュアート・ミル~

(6) 今こそ個性の重要性を主張すべき時期である。人はみな同じでなければならないとする主張は大きくなっていく。人を一つの型にあてはめる動きが完成するまで抵抗を遅らせれば、その型からの逸脱はみな道徳に反すると考えられ、奇怪で凶悪で、自然に反しているとすら考えられるようになる。

~ジョン・スチュアート・ミル~

(7) 中国は豊かな才能と叡智に恵まれながら、国民全員が一様になり、思想と行動を同じ教えや規則で律するという思想のもとで数千年に渡って停滞した。長い歴史の中で欧州が発展を続けられた原因は、性格と分化に驚くほどの多様性があることだ。

~ジョン・スチュアート・ミル~

(8) 社会に監視される人は、いつも自分の本性に従わないようにしているので、やがて従うべき本性をもたなくなる。人間としての能力は萎縮し、衰えていく。強い望みや自然な喜びはもてなくなり、たいていは自分のものだといえる意見や感情をもたなくなる。これが人間性の望ましい状態だろうか。

~ジョン・スチュアート・ミル~

(9) 国家の価値とは、究極のところそれを構成する一人一人の価値にほかならない。

~ジョン・スチュアート・ミル~

(10) 満足な豚であるより、不満足な人間である方が良い。同じく、満足な愚者であるより、不満足なソクラテスである方が良い。そして、その豚もしくは愚者の意見がこれと違えば、それはその者が自分の主張しか出来ないからである。

~ジョン・スチュアート・ミル~

(11) 人間というものは、幼いときから労せずして得た栄誉を持っていると、成長するにつれて必ずそれを自慢したくなるものである。

~ジョン・スチュアート・ミル~

(12) 保守主義者が常に愚かであるとは限らないが、愚者の最たるものはきまって保守主義者である。

~ジョン・スチュアート・ミル~

(13) 自分の胸に「いま、幸せか?」とたずねたら、途端に幸福ではなくなってしまう。

~ジョン・スチュアート・ミル~

(14) 個人の自由にも、制限されなければならない事がある。それは、他の人に迷惑をかけてはならないということだ。

~ジョン・スチュアート・ミル~

(15) 自分と異なる人間と接することの価値、なじみのない思想や行動様式に出会うことの価値は、どんなに高く評価してもし過ぎることはない。かつて、このような出会いの機会といえば、主に戦争だったが、いまは通商なのである。

~ジョン・スチュアート・ミル~

(16) 人間性は樹木のようなものだ。指定された仕事を機械的に正確にやらされるわけではなく、あらゆる方向に伸び拡がらなければならない。

~ジョン・スチュアート・ミル~

(17) 真実が持つ真の利点は、次のようなことである。ある意見が本当であっても、一回、二回、もしくは何回も葬り去られるかもしれない。しかし時間が経つにつれ、それを再発見する人が現れるものだ。

~ジョン・スチュアート・ミル~

(18) 力によって他人にその道を強要することは、他の人たちすべての発展および自由と合致しないばかりでなく、優れた当の本人を堕落させる。

~ジョン・スチュアート・ミル~

(19) 物事について自分の側しか知らない人は、そのことについてほとんど知らない。

~ジョン・スチュアート・ミル~

(20) 本当に信頼できる判断をくだせる人は、なぜそのような能力を身につけることができたのか。自分の意見と行動に対する批判に、いつも心を開いてきたからである。反論や批判をすべて聞き、正しい部分を取り入れ、どこが間違っているかを考え、ときには他人に説明するようにしてきたからだ。

~ジョン・スチュアート・ミル~

(21) 社会の監視のもとに暮らす人は、娯楽のときですら真っ先に考えるのは世の中に合わせることである。いつも大勢に順応していたいのだ。何かを選ぶときも、普通に行われていることの中からしか選ばない。人とは違った趣味や、変わった行動は犯罪のように避けようとする。

~ジョン・スチュアート・ミル~

(22) 人間が高貴で美しいといえる人物になるのは、個性を全てなくして画一的になることによってではない。他人の権利と利益をおかしてはならないという条件のもとで、個性を育て際立たせることによってである。

~ジョン・スチュアート・ミル~

(23) 個人の幸福に最大の関心を持っているのは本人である。社会が一人の個人にもつ関心はごくわずかでしかないし、まったく間接的なものでしかない。そして自分の感情や状況を理解するという点では、普通の人であれば誰でも、他人とは比較にならないほど豊富な手段をもっている。

~ジョン・スチュアート・ミル~

(24)  第一に、個人は自分の行動が自分以外の人の利益に関係しない限り、社会に対して責任を負わない。社会がその行動を嫌うか是認できないとき、その人に助言や教示を与え、説得することができ、自分の幸福のために必要だと考えれば敬遠することができるが、それ以上の方法は正当とは言えない。

~ジョン・スチュアート・ミル~

(25) 現在の世代は、新しい世代の教育と環境を支配する力をもっている。もちろん、新しい世代を完全に賢明で善良に育てることはできない。自身が賢明で善良とは言えないからだ。それでも、新しい世代を自分たちと同じ水準、そして少しは自分たちを上回る水準まで育てる能力は十分にもっている。

~ジョン・スチュアート・ミル~

(26) 人は誰でも社会の保護を受けている以上、ある原則を守る義務を負うことが不可欠になる。第一に、互いに他人の利益を損なわないこと。第二に、社会かそれを構成する個人を危害と干渉から守るために、公平性の原則のもとで各人が決められた労働と犠牲を負担することである。

~ジョン・スチュアート・ミル~

(27) 存在するすべてのものは独創の結果である。

~ジョン・スチュアート・ミル~

(28) 人間の自由を奪うものは、暴君でも悪法でもなく、社会の習慣である。

~ジョン・スチュアート・ミル~

(29) 真理はつねに迫害に打ち勝つという格言は、実際、あのほほえましい虚偽にすぎない。つまり、人から人へと口真似されて、ついには決まり文句になるが、あらゆる経験によって反駁されるあの虚偽である。歴史は、真理が迫害によって踏みにじられた実例に満ちている。

~ジョン・スチュアート・ミル~

(30) 国家の価値は、結局国家を組織する人民の価値である。

~ジョン・スチュアート・ミル~

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