悲しみをどうやって乗り越えましょうか? 悲しみの先に喜びがあることを信じて耐え抜くというのも一つのあり方でしょう。あえて忙しくして、悲しみを感じる暇を自分に与えないというのも方法の一つですね。
悲しみは人間を豊かにすると解釈することもまた、悲しみを乗り越えるための知恵だといえるでしょう。先人たちは、悲しみに取り囲まれたときに、それを振り切って前に進むための生き方を探ってきました。言い方は人によってさまざまですが、深い悲しみを経験した人ならではの含蓄ある言葉が並んでいます。
悲しみをいつか喜びに昇華させるために、お読みになってみてください。それでは、どうぞ。
悲しみにまつわる名言 30選
(1) 泣くことも悲しむことも人生のなかの重要な要素である。
(2) 深い悩みによって、私の魂は、人間性を与えられたのである。
(3) 悲しみのなかに幸福をもとめるがよい、働くんだ、たゆみなく働くんだ。
(4) 悲しみも、喜びも、感動、落胆も、つねに素直に味わうことが大事だ。
(5) あのときの あの苦しみも あのときの あの悲しみも みんな肥料になったんだなぁ。じぶんが自分になるために。
(6) 多忙なる蜜蜂は悲しむ暇もなし。
~ウィリアム・ブレイク~
(7) 悲しみは知識である。多く知る者は怖ろしき真実を深く嘆かざるをえない。知識の木は生命の木ではないから。
(8) 涙は口をきかない悲しみのことばである。
(9) 幸福が人間の身体にとっていいということは確かであるが、いっぽう、人間の精神力というものが伸びるのは、深い悲しみを体験することによってである。
(10) 悲しみに浸るということのなかにも、一種の喜びというものがあるものである。
~トマス・フラー~
(11) 悲しみは解ける、五月の雪のように、そんなに冷たいものなどはありはしないように。
~ジョージ・ハーバート~
(12) 憂いを同じうする者は相親し。
~劉向~
(13) 真の幸福に至れるのであれば、それまでの悲しみは、エピソードに過ぎない。
(14) 人は肯定においてよろこびを感じ、否定においてかなしみを感ずる。しかし真実のよろこびというものは、深いかなしみの経験のないものには味わうことができない。
~柳田謙十郎~
(15) 天が癒すことのできぬ悲しみは地上になし。
~トマス・モア~
(16) 絶望と悲哀と寂寞(せきばく)とに堪え得る勇者たれ、運命に従う者を勇者という。
~田山花袋~
(17) すべての人の目から、あらゆる涙を拭い去ることが私の願いである。
(18) パンさえあれば、たいていの悲しみは堪えられる。
(19) ユーモアが隠れた源泉は歓びにあるのではなく、悲しみにある。天国にはユーモアはない。
(20) いいこと、悪いことは、コインのように、常に表裏一体を成している。表も裏も幸せでできたコインはありません。生きることには死ぬことが、深い喜びには深い悲しみや苦しみが、光には影が、必ず対になっているのです。
(21) 深い悲しみと失望が怒りを生み、怒りが妬みを、妬みが恨みを、そして恨みが再び深い悲しみを生む。それらがすべての循環の完結するまで尽きることはない。
~デイヴィッド・ヒューム~
(22) 石をもて追はるるごとく ふるさとを出でしかなしみ 消ゆる時なし。
~石川啄木~
(23) 夜になって星が輝き始めるのは、悲しみが我々に真実を示してくれるのに似ている。
~ヘンリー・クリストファー・ベイリー~
(24) 美しいバラは刺(とげ)の上に咲く。悲しみのあとには必ず喜びがある。
~ウィリアム・スミス~
(25) 地上の魂は感情の季節に従って、喜びと悲しみの満ち引きを繰り返します。自然界の季節が生と死と再生のサイクルを繰り返すのと同じです。
~サラ・バン・ブラナック~
(26) 沈黙とは──語られなかった悲しみのことだ。そして、音楽は語られなかった悲しみのためのものだ。
~長田弘~
(27) 楽しそうに振る舞っていると、本当に楽しいことが起こります。悲しそうに振る舞っていると、本当に悲しいことが起こります。だったら、この作用をプラスに活用しない手はありません。
(28) 友情は幸福感を高め、惨めな気持ちを和らげる。喜びを2倍にし、悲しみを2つに分かち合うことによって。
~ジョセフ・アディソン~
(29) 悲しいだけ悲しみますと、自分のこれからの新しい人生がボオッと見えてきたような気がしました。
~ミヤコ蝶々~
(30) 苦悩を突き抜け、歓喜に至れ。