中島義道のプロフィール
中島義道(なかじまよしみち)
・日本の哲学者、作家。
・ウィーン大学で、やはりカントについての論文(『カントの時間構成の理論』)で哲学博士号を取得。
・『カントの人間学』『哲学の教科書』『ウィーン愛憎』などで著述界に登場する。
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中島義道の名言30選
(1) 哲学者のほとんどは理性的ではなく、感情的です。感情的でない哲学者には私はこれまでただのひとりも会ったことがありません
~ 中島義道 ~
(2) 哲学に埋没するにつれ、じわじわと客観的世界とは大掛かりなトリックであることがわかってきた
~ 中島義道 ~
(3) 哲学とは思想ではない、文学ではない、芸術ではない、人生論ではない、宗教ではない、科学ではない
~ 中島義道 ~
(4) 「哲学とは何であるか?」と問うて「真理の追究」と答えた途端に、すでに「哲学」の中に落ち込むのです
~ 中島義道 ~
(5) 哲学は、ほとんどの人にとって、まったく必要ない。生きるうえで必要な知識など何も与えてくれません
~ 中島義道 ~
(6) 世界に対する「見方」を変えることによってのみ、解決されるかもしれない問題があるのです。それに気づいた人が「哲学塾」の門を叩くのだ、と言っていいでしょう
~ 中島義道 ~
(7) 自己欺瞞にまみれていても幸福なのではなく、自己欺瞞にまみれているからこそ幸福なのだ
~ 中島義道 ~
(8) 哲学者の仕事は、誰でもよく知っているけれど、なぜか微塵も反省しない「卑近な・目先のこと」を徹底的に思索することなのです
~ 中島義道 ~
(9) 哲学においては、たとえ人類が滅びようが劣化しようが、不幸になろうが、真理は真理
~ 中島義道 ~
(10) 「私」はやがて死ぬ
~ 中島義道 ~
(11) 人間の間で理解し合えると思い込めるのは「趣味や嗜好」言いかえれば「感受性」の領域に入らない限りのこと
~ 中島義道 ~
(12) 日本人は赤の他人に「話しかけたくも、話しかけられたくもない」という欲望がきわめて強い
~ 中島義道 ~
(13) 人間関係において、いかに相手から損害を受けたとしても、謝罪を要求することはほとんどなく、自分も真意の伴わない謝罪はしたくない。謝罪したほうが得であることがわかっていればいるほど、謝罪するのには抵抗が伴います
~ 中島義道 ~
(14) 不平等で、不公平で、偶然が評価や成功を左右するのが、世の中だと受け入れればいい
~ 中島義道 ~
(15) 恩を施す者は、その報酬をわずかでも期待してはならないのです。この原則が破られるとき、恩からはすべての光が消え失せます
~ 中島義道 ~
(16) 君は理不尽に報われ、理不尽に救われる。きみは理不尽に成功し、理不尽に失敗する。きみは理不尽に幸福になり、理不尽に不幸になる。これがきみが知っている唯一の人生の「かたち」なんだ
~ 中島義道 ~
(17) 哲学塾において教えるのが一番難しいのは、デカルトやカントやヘーゲルの文章を理解することではなく、彼らが絶対に疑おうとしなかった知の枠組みの「うち」で動いていたこと
~ 中島義道 ~
(18) 生命倫理に「知りたくない権利、あるいは知らずにいる権利(the right not to know)」という概念があります
~ 中島義道 ~
(19) 「嫌い」の原因を私が探るとき、私はすでに自己正当化しようとしている
~ 中島義道 ~
(20) 我々人間はすべて、言葉を使用するかぎり、理性の命ずる定言命法に従っており、その絶対的支配下にあるということでしょう
~ 中島義道 ~
(21) 普通の会話において、じつは長所・短所、好き・嫌いでさえ、それに付与する意味は、個人の自由に委ねられていない
~ 中島義道 ~
(22) 全ての人が他人の痛みがわからない人を悪魔のように責め立て、そうわめき散らす人のより一層の暴力を指摘しようとしない
~ 中島義道 ~
(23) 「生きるのも死ぬのも厭だ!」という叫び声は矛盾しているのだろうか?混乱しているのだろうか?断じてそうではないと思う
~ 中島義道 ~
(24) 我々が「語る」ことを取り戻すには、あえて他人を「察する」ことをやめなけれはならない。「察する」ことに鈍感にならなければならない。そして、その分だけ「語る」ことに鋭敏に勤勉にならなければならない
~ 中島義道 ~
(25) たぶん現代日本人のほとんどが、『何が良い』のかについて唯一の規準があると思ってはいない
~ 中島義道 ~
(26) 私は日本社会は、子どもの頃に言葉の無力さを徹底的に教える社会だと思っております
~ 中島義道 ~
(27) 哲学は「言葉」だけが武器ですし、それを錆びないように絶えず研ぎ澄ましていなければならない
~ 中島義道 ~
(28) 私は、どうも勝つことは醜いと思っており、勝つと自責の念に打ちひしがれ、といって負けたくもなく、いつも勝って「かつ」負けたいと思っている
~ 中島義道 ~
(29) 人間嫌いにとっての理想的人間関係とは、相手を支配することなく、相手から支配されることのない、相手に信頼や愛を押しつけることも、相手から信頼や愛を押しつけられることもない関係である
~ 中島義道 ~
(30) 善人ほど悪い奴はいない
~ 中島義道 ~