徳川家康の名言30選｜心に響く言葉

(1) 我がために悪しきことは、ひとのためにも悪しきぞ。

(2) 人の一生は、重荷を負うて遠き道をゆくがごとし。急ぐべからず。

(3) 人は負けることを知りて、人より勝れり。

(4) 人を知らんと欲せば、我が心の正直を基として、人の心底を能く察すべし。言と形とに迷ふべからず。

(5) 勝つことばかり知りて、負くること知らざれば、害その身に至る。

(6) 人生に大切なことは、五文字で言えば「上を見るな」。七文字で言えば「身のほどを知れ」。

(7) 最も多くの人間を喜ばせたものが、最も大きく栄える。

(8) 堪忍は無事長久の基、怒りは敵と思え。

(9) 平氏を亡ぼす者は平氏なり。鎌倉を亡ぼす者は鎌倉なり。

(10) 敵だというのも、自制心を忘れた怒りである。

(11) 世におそろしいのは、勇者ではなく、臆病者だ。

(12) 己を責めて、人を責むるな。

(13) われ志を得ざるとき、忍耐この二字を守れり。われ志を得んとするとき、大胆不敵この四字を守れり。われ志を得てのち、油断大敵この四字を守れり。

(14) 戦いでは強い者が勝つ。辛抱の強い者が。

(15) いさめてくれる部下は、一番槍をする勇士より値打ちがある。

(16) 愚かなことを言う者があっても、最後まで聴いてやらねばならない。でなければ、聴くに値することを言う者までもが、発言をしなくなる。

(17) 多勢は勢ひをたのみ、少数は一つの心に働く。

(18) 天下は天下の人の天下にして、我一人の天下と思うべからず。

(19) 大事を成し遂げようとするには、本筋以外のことはすべて荒立てず、なるべく穏便にすますようにせよ。

(20) いくら考えても、どうにもならぬときは、四つ辻へ立って、杖の倒れたほうへ歩む。

(21) 重荷が人をつくるのじゃぞ。身軽足軽では人は出来ぬ。

(22) 道理において、勝たせたいと思う方に、勝たすがよし。

(23) 得意絶頂のときこそ、隙ができることを知れ。

(24) 一手の大将たる者が、味方の諸人の「ぼんのくぼ（首の後ろのくぼみ）」を見て、敵などに勝てるものではない。

(25) 願いが正しければ、時至れば必ず成就する。

(26) 及ばざるは、過ぎたるより勝れり。

(27) 家臣を扱うには、禄で縛りつけてはならず、機嫌を取ってもならず、遠ざけてはならず、恐れさせてはならず、油断させてはならないものよ。

(28) 滅びる原因は、自らの内にある。

(29) 決断は、実のところそんなに難しいことではない。難しいのはその前の熟慮である。

(30) 家臣を率いる要点は惚れられることよ。これを別の言葉で心服とも言うが、大将は家臣から心服されねばならないのだ。