芥川龍之介のプロフィール
芥川龍之介(あくたがわ りゅうのすけ)
・1892年3月1日に生まれ、1927年7月24日に亡くなる。
・現在の東京都中央区出身の小説家。
・『芋粥』『藪の中』『地獄変』など、『今昔物語集』『宇治拾遺物語』といった古典から題材をとったものが多い。
・『蜘蛛の糸』『杜子春』といった児童向けの作品も書いている。
・自殺を考えていたのか、自分のこれまでの人生を見直したり、生死を取り上げたりした作品が多く見られる。
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芥川龍之介の名言 30選
(1) 他を嘲(あざけ)るものは同時にまた他に嘲られることを恐れるものである。
~芥川龍之介~
(2) 人生は地獄よりも地獄的である。
~芥川龍之介~
(3) 懐疑主義者もひとつの信念の上に、疑うことを疑はぬという信念の上に立つ者である。
~芥川龍之介~
(4) 他人を弁護するよりも自己を弁護するのは困難である。疑うものは弁護士を見よ。
~芥川龍之介~
(5) 恋愛はただ性欲の詩的表現をうけたものである。
~芥川龍之介~
(6) わたしは良心を持っていない。わたしの持っているのは神経ばかりである。
~芥川龍之介~
(7) 運命は偶然よりも必然である。運命は性格の中にあるという言葉は決して等閑に生まれたものではない。
~芥川龍之介~
(8) 人生は一箱のマッチに似ている。重大に扱うのはばかばかしい。重大に扱わねば危険である。
~芥川龍之介~
(9) 好人物は何よりも先に、天上の神に似たものである。第一に、歓喜を語るに良い。第二に、不平を訴えるのに良い。第三に、いてもいなくても良い。
~芥川龍之介~
(10) あなた方のお母さんを慈しみ愛しなさい。でもその母への愛ゆえに、自分の意志を曲げてはいけない。そうすることが後に、あなた方のお母さんを幸せにすることなのだから。
~芥川龍之介~
(11) 人生は常に複雑である。複雑なる人生を簡単にするものは、暴力よりほかにあるはずはない。
~芥川龍之介~
(12) 完全に自己を告白することは、何びとにも出来ることではない。同時にまた、自己を告白せずには如何なる表現も出来るものではない。
~芥川龍之介~
(13) あらゆる社交はおのずから虚偽を必要とするものである。最も賢い処世術は、社会的因習を軽蔑しながら、しかも社会的因習と矛盾せぬ生活をすることである。最も賢い生活は、一時代の習慣を軽蔑しながら、しかもそのまた習慣を少しも破らないように暮らすことである。
~芥川龍之介~
(14) 天才の悲劇は「小ぢんまりした、居心地のよい名声」を与えられることである。
~芥川龍之介~
(15) 芸術のための芸術は、一歩を転ずれば芸術遊戯説に墜ちる。人生のための芸術は、一歩を転ずれば芸術功利説に堕ちる。
~芥川龍之介~
(16) 阿呆はいつも彼以外のものを阿呆であると信じている。
~芥川龍之介~
(17) 軍人の誇りとするものは、小児の玩具に似ている。なぜ軍人は酒にも酔わずに、勲章を下げて歩かれるのであろう。
~芥川龍之介~
(18) 道徳は常に古着である。
~芥川龍之介~
(19) 矜誇、愛欲、疑惑、あらゆる罪は三千年来、この三者から発している。同時にまた、おそらくはあらゆる徳も。
~芥川龍之介~
(20) 人間は時として、満たされるか満たされないかわからない欲望のために一生を捧げてしまう。その愚を笑う人は、つまるところ、人生に対する路傍の人に過ぎない。
~芥川龍之介~
(21) 人間の心には、互いに矛盾したふたつの感情がある。誰でも他人の不幸に同情しないものはない。ところが、その不幸を切り抜けてよくなると、なんとなく物足りなくて、少し誇張して言えば、もう一度同じ不幸に陥れてみたいような気持になる。
~芥川龍之介~
(22) 我々の生活に必要な思想は、三千年前に尽きたかもしれない。我々は唯古い薪に、新しい炎を加えるだけであろう。
~芥川龍之介~
(23) 強者は道徳を蹂躙するであろう。弱者はまた道徳に愛撫されるであろう。道徳の迫害を受けるものは常に強弱の中間者である。
~芥川龍之介~
(24) 成すことは必ずしも困難ではない。が、欲することは常に困難である。少なくとも成すに足ることを欲するのは。
~芥川龍之介~
(25) 我々人間の特色は、神の決して犯さない過失を犯すということである。
~芥川龍之介~
(26) 正義は武器に似たものである。武器は金を出しさえすれば、敵にも味方にも買われるであろう。正義も理屈さえつけさえすれば、敵にも味方にも買われるものである。
~芥川龍之介~
(27) 結婚は性欲を調節する事には有効であるが、恋愛を調節する事には有効ではない。
~芥川龍之介~
(28) 最も賢い処世術は、社会的因襲を軽蔑しながら、しかも社会的因襲と矛盾せぬ生活をすることである。
~芥川龍之介~
(29) 私は不幸にも知っている。時には嘘によるほか語られぬ真実もあることを。
~芥川龍之介~
(30) 古来賭博に熱中した厭世主義者のないことは、いかに賭博の人生に酷似しているかを示すものである。
~芥川龍之介~