坂口安吾の名言30選|心に響く言葉

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坂口安吾のプロフィール

坂口安吾(さかぐち あんご)
・1906年10月20日に生まれ、1955年2月17日に亡くなる。
・日本の小説家、評論家、随筆家。
・昭和の戦前・戦後にかけて活躍した近現代日本文学を代表する作家の一人である。
・純文学のみならず、歴史小説や推理小説も執筆し、文芸や時代風俗から古代歴史まで広範に材を採る随筆など、多彩な活動をした。
Wikipedia

坂口安吾の名言 30選

(1) 時間というものを、無限と見ては、いけないのである。そんあ大げさな、子供の夢みたいなことを、本気に考えてはいけない。時間というものは、生まれてから、死ぬまでの間です。

~坂口安吾~

(2) 人間の心は苦難に対して鋼鉄の如くでは有り得ない。人間は可憐であり、脆弱であり、それ故愚かなものであるが、堕ちぬくためには弱すぎる。

~坂口安吾~

(3) 親がなくとも、子が育つ、ウソです。親があっても、子が育つんだ。

~坂口安吾~

(4) 絶望は、愚か者の結論である。

~坂口安吾~

(5) 個人の自由がなければ、人生はゼロに等しい。何事も、人に押し付けてははならないのだ。

~坂口安吾~

(6) 苦しめ、そして、苦しむのだ。それが人間の当然の生活なのだから。

~坂口安吾~

(7) 美しいもの、楽しいことを愛するのは人間の自然であり、ゼイタクや豪奢を愛し、成金は俗悪な大邸宅をつくって大いに成金趣味を発揮するが、それが万人の本性であって、毫も軽蔑すべきところはない。

~坂口安吾~

(8) 私は弱者よりも強者を選ぶ。積極的な生き方を選ぶ。

~坂口安吾~

(9) 寺があって、後に、坊主があるのではなく、坊主があって、寺があるのだ。寺が無くとも、良寛は存在する。若し、我々に仏教が必要ならば、それは坊主が必要なので、寺が必要なのではないのである。京都や奈良の古い寺がみんな焼けても、日本の伝統じゃ微動もしない。

~坂口安吾~

(10) 大体に於いて、極点の華麗さには妙な悲しみが付きまとう。

~坂口安吾~

(11) 残虐なのは戦争自体であって、原子爆弾には限らない。戦争と切り離して原子爆弾一つの残虐性を云々するのが不思議ではないか。

~坂口安吾~

(12) 私は、闘う、という言葉が許されてよい場合は、ただ一つしかないと信じている。それは、自由の確立、の場合である。固より、自由にも限度がある。自由の確立と、正しい限界の発見のために、各々が各々の時代に於いて、努力と工夫を払わねばならないのだ。歴史的な全人類のためにではなく、生きつつある自分のために、又、自分と共に生きつつある他人のために。

~坂口安吾~

(13) すぐれた魂ほど大きく悩む。

~坂口安吾~

(14) 見たところのスマートさだけでは、真に美なる物とはなり得ない。すべては、実質の問題だ。美しさのための美しさは素直でなく、結局、本物の物ではないのである。要するに、空虚なのだ。

~坂口安吾~

(15) 文学者、もっと、ひどいのは、哲学者、笑わせるな。哲学。なにが、哲学だい。なんでもありゃあしないじゃないあか。思索ときやがる。

~坂口安吾~

(16) 古いもの退屈なものは滅びるか生まれ変わるのが当然だ。

~坂口安吾~

(17) 大げさすぎたのだ。限度。学問とは、限度の発見にあるのだよ。

~坂口安吾~

(18) 日本に必要なのは制度や政治の確立よりも先ず自我の確立だ。本当に愛したり欲したり悲しんだり憎しんだり、自分自身の偽らぬ本心を見つめ、魂の慟哭によく耳を傾けることが必要なだけだ。自我の確立のないところに、真実の同義や義務や責任の自覚は生まれない。

~坂口安吾~

(19) 恋愛は人間永遠の問題だ。人間ある限り、その人生の恐らく最も主要なるものが恋愛なのだろうと私は思う。

~坂口安吾~

(20) 単なる写実は芸術とは為り難いものである。言葉には言葉の、音には音の、色には又色の、もっと純粋な領域があるはずである。

~坂口安吾~

(21) 悲しいかな、人間の実相はここにある。然り、実に悲しいかな、人間の実相はここにある。

~坂口安吾~

(22) あらゆる自由が許された時に、人ははじめて自らの限定とその不自由さに気づくであろう。

~坂口安吾~

(23) プラトニック・ラブと称して、精神的恋愛を高尚だというのも妙だが、肉体は軽蔑しないほうがいい。

~坂口安吾~

(24) 職業というものは尊いものだ。なぜなら、そこにその人の一生が賭けられ、生活が賭けられているからだ。金銭もかけられている。だから尊いので、金銭のかからないものは尊くない。

~坂口安吾~

(25) 美しいものの真実の発芽は必死にまもり育てねばならぬ。私は戦争を最も呪う。だが、特攻隊を永遠に讃美する。

~坂口安吾~

(26) 要するに、生きることが全部だというより他ない。

~坂口安吾~

(27) 政治が民衆を扱うとすれば文学は人間を扱う。

~坂口安吾~

(28) 個人の自由がなければ、人生はゼロに等しい。何事も、人に押し付けてははならないのだ。

~坂口安吾~

(29) 伝統とは何か? 国民性とは何か? 日本人には必然の性格があって、どうしても和服を発明し、それを着なければならないような決定的な要因があるのだろうか。

~坂口安吾~

(30) 技術は理窟では習得しがたく、又律しがたいものである。

~坂口安吾~

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