井上靖のプロフィール
井上靖(いのうえ やすし)
・1907年5月6日に生まれ、1991年1月29日に亡くなる。
・北海道旭川市生まれの小説家。
・文化功労者、文化勲章受章。
・歴史作品を中心に各国語に翻訳され、日本ペンクラブ会長時代にはしばしばノーベル文学賞の候補とされた。
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井上靖の名言 30選
(1) 努力する人は希望を語り、怠ける人は不満を語る。
~井上靖~
(2) 仕事や努力が適正に評価され報われるというようなことは、その人その人の持つ運であって、世の中にはりっぱな仕事をしても報われない人は沢山いるはずである。人間の生き方というものは、おそらくそうしたこととは全く無関係なものであろう。
~井上靖~
(3) 人間は自分が価値があると信じた仕事に全力を挙げて没入すべきであり、ただそうすることだけに価値があるのかもしれない。私は今日、人間の仕事というものについてそうした考えを持っている。
~井上靖~
(4) 一生の仕事が無駄になった人が世の中にはたくさんいる。私たちの今日の文化は、そういう“尊い犠牲”の上に成り立っている。
~井上靖~
(5) 人生がたった一年しか残されていないんなら、おれは本当に妥協なく生きてみたい。本当に会いたい人に会いたい。本当に話したい人と話したい。本当にやりたいことをやりたい。本当に行きたいと思うところへ行きたい。本当に見たいと思うものを見たい。一体、自分はこれまで何をしていただろう。
~井上靖~
(6) 父に世話になろうがなるまいが、たとえ小さい時棄てられたとしても、それでもなお、子供は父というものにかばわれているのである。
~井上靖~
(7) 本当のことを平気で言える相手もなかったとしたら、お前はこれまでの長い一生を、何のために生きて来たか判らないことになる。
~井上靖~
(8) 幸福は求めない方がいい。求めない眼に、求めない心に、求めない体に、求めない日々に、人間の幸福はあるようだ。
~井上靖~
(9) 期待していただいたのに、力及ばず、申し訳ない。
~井上靖~
(10) 「養之如春」(これを養う春の如し)──何事であれ、もの事を為すには、春の陽光が植物を育てるように為すべきだという意味である。“これを養う”の“これ”には何を当てはめてもいい。子供を育てることも、愛情を育てることも、仕事を完成することも、病気を癒すことも、みな確かに、あせらず、時間をかけてゆっくりと、春の光が植物を育てる、その育て方に学ぶべきなのである。
~井上靖~
(11) 夜毎、空には神秘な星の光が輝き、地上には正しく生きることを考え、悩みながら人間が生きている!
~井上靖~
(12) 克己(こっき)という言葉を知っているか。克己とは自分に克(か)つことだ。非常に難しいが、人間が他の動物と違うところは、誘惑や欲望と闘って自分に打ち克つことができるという点だ。勉強するも克己、仕事をするのも克己、みな克己だ。
~井上靖~
(13) 何でもいいから夢中になるのが、どうも、人間の生き方の中で、一番いいようだ。
~井上靖~
(14) 私が一貫して描いてきたのは『仕事に没頭する人間の孤独』ですよ。
~井上靖~
(15) 上村(春樹)君、柔道とはね、最後は練習量が決するよ。
~井上靖~
(16) (旭川で生まれたことについて)私は誰よりも恵まれた出生を持っていると思った。
~井上靖~
(17) なろう なろう あすなろう 明日は檜(ひのき)になろう。
~井上靖~
(18) 日本が国際化するために小説家として自分ができる国際貢献は、日本の本を世界の人々に読んでもらい、日本を理解してもらうこと。
~井上靖~
(19) 人間のやることに結末などはつけられないのだ。いつだって、中途半端なのだ。しかし、それでいいではないか。そもそも結末をつけようというのが、おこがましい限りだ。
~井上靖~
(20) 大体、人間というヤツは、年齢をとるとロマンティックになるよ。若い者はロマンティックだなんて笑うが、あれは本当は嘘だ。若い時は、驚くほど現実的だよ。
~井上靖~
(21) 女は美しく装うことによって、自分以上の力を持つものでございます。女というものを、神様はそのようにお造りになっていらっしゃいます。
~井上靖~
(22) 女は好きな人と結婚しなけりゃだめよ。好きな人だったら、その人のために、どんな苦労したって、後悔しないと思うの。お金も、地位も何も要らない。大切なのはその人が好きだってことね。
~井上靖~
(23) どうやら幸福というものはひどく平凡なことの中にある。静かな眼、おだやかな心、健やかな体、平穏な日々そうした状態以外の何ものでもないらしい。
~井上靖~
(24) 本当のことを言うことで、本当のことを言う相手を持つことで、お前はこの世に生きて来たことを肯定しようとしている。自分の人生に意義を見出そうとしている。
~井上靖~
(25) 人間が一生を生きるには、その人生行路に於(お)いて、点もあれば、画(かく)もあれば、鉤(かぎ)もあれば、戈(ほこ)もあると思う。
~井上靖~
(26) 自分に克(か)って机に向かうんだな。入学試験ばかりではない。人間一生そうでなければいけない。
~井上靖~
(27) どうせおだましになるのなら、なぜもっとむごく、とことんまでおだましになりませんでしたの。女は男のうそによっても、けっこう神にまでなれるものでございますのに。
~井上靖~
(28) 友情というものは、お互いに相手に対する尊敬と親愛の念の絶えざる持続がなければならぬものである。
~井上靖~
(29) 人間というものは、自分が恩恵を受けたたくさんのことを、それを思い出そうとしないと思い出さないものである。
~井上靖~
(30) 若い人たちはもっと積極的に一期一会の精神を、日々の生活の中に生かすべきである。
~井上靖~