坊ちゃんの情報
坊ちゃん(ぼっちゃん)
・夏目漱石による日本の中編小説。
・1906年(明治39年)、『ホトトギス』第九巻第七号(4月1日発行)の「附録」(別冊ではない)として発表。
・登場する人物の描写が滑稽で、わんぱく坊主のいたずらあり、悪口雑言あり、暴力沙汰あり、痴情のもつれあり、義理人情ありと、他の漱石作品と比べて大衆的であり、漱石の小説の中で最も多くの人に愛読されている作品である。
Wikipedia
坊ちゃんの名言15選
(1) 親譲りの無鉄砲で子供の時から損ばかりしている。小学校に居る時分学校の二階から飛び降りて一週間程腰を抜かした事がある。
~夏目漱石『坊っちゃん』~
(2) 贔屓目は恐ろしいものだ。
~夏目漱石『坊っちゃん』~
(3) 成程碌なものにはならない。御覧の通りの始末である。行く先が案じられたのも無理はない。只懲役に行かないで生きているばかりである。
~夏目漱石『坊っちゃん』~
(4) 君あまり学校の不平を云うと、いかんぜ。云うなら僕だけに話せ。
~夏目漱石『坊っちゃん』~
(5) 先生と呼ぶのと、呼ばれるのは雲泥の差だ。何だか足の裏がむずむずする。
~夏目漱石『坊っちゃん』~
(6) この学校がいけなければすぐどっかへ行く覚悟でいたから、狸も赤シャツも、些とも恐ろしくはなかった。まして教場の小僧共なんかには愛嬌も御世辞も使う気になれなかった。
~夏目漱石『坊っちゃん』~
(7) 考えてみると厄介な所へ来たもんだ。一体中学の先生なんて、どこへ行っても、こんなものを相手にするなら気の毒なものだ。よく先生が品切れにならない。余っ程辛防強い朴念仁がなるんだろう。おれには到底やり切れない。
~夏目漱石『坊っちゃん』~
(8) さっきは別に腹も立たなかったが今度は癪に障った。冗談も度を過ごせばいたずらだ。
~夏目漱石『坊っちゃん』~
(9) 正直だから、どうしていいか分からないんだ。世の中に正直が勝たないで、外に勝つものがあるか、考えてみろ。今夜中に勝てなければ、あした勝つ。あした勝てなければ、あさって勝つ。あさって勝てなければ、下宿から弁当を取り寄せて勝つまでここに居る。
~夏目漱石『坊っちゃん』~
(10) 自分の為に送別会を開いてくれたのは、自分の転任を惜んでくれるんじゃない。みんなが酒を呑んで遊ぶ為だ。自分独りが手持無沙汰で苦しむ為だ。こんな送別会なら、開いてもらわない方が余っ程ましだ。
~夏目漱石『坊っちゃん』~
(11) 本当に人間程宛にならないものはない。
~夏目漱石『坊っちゃん』~
(12) こんな土地に一年も居ると、潔白なおれも、この真似をしなければならなく、なるかも知れない。
~夏目漱石『坊っちゃん』~
(13) もし本当にあやまらせる気なら、本当に後悔するまで叩きつけなくてはいけない。
~夏目漱石『坊っちゃん』~
(14) 新聞なんて無暗な嘘を吐くもんだ。世の中に何が一番法螺を吹くと云って、新聞程の法螺吹きはあるまい。
~夏目漱石『坊っちゃん』~
(15) 履歴なんか構うもんですか、履歴より義理が大切です
~夏目漱石『坊っちゃん』~