若きウェルテルの悩みの情報
若きウェルテルの悩み(わかきうぇるてるのなやみ)
・1774年に刊行されたヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテによる書簡体小説。
・青年ウェルテルが婚約者のいる女性シャルロッテに恋をし、叶わぬ思いに絶望して自殺するまでを描いている。
・出版当時ヨーロッパ中でベストセラーとなり、主人公ウェルテルを真似て自殺する者が急増するなどの社会現象を巻き起こした。
Wikipedia
若きウェルテルの悩みの名言15選
(1) あの人が私を愛してから、自分が自分にとってどれほど価値あるものになったことだろう。
~ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ『若きウェルテルの悩み』~
(2) 若い娘が学ぶことを愛し、若い男が教えることを愛する場合に結ばれる青春時代の友情は、ひとつの美しい事柄である。
~ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ『若きウェルテルの悩み』~
(3) われわれの本性は、怠惰へ傾いている。だが、われわれは活動へと心を励ます限り、その活動の真の悦びを感ずる。
~ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ『若きウェルテルの悩み』~
(4) ぼくの知ることは、誰でも知り得るのだ。ーぼくの心(ハート)はぼくだけが持っている。
~ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ『若きウェルテルの悩み』~
(5) 世の中のいざこざの因になるのは、奸策や悪意よりも、むしろ誤解や怠慢だね。
~ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ『若きウェルテルの悩み』~
(6) たいていの人間は大部分の時間を、生きんがために働いて費す。そして、わずかばかり残された自由はというと、それがかえって恐ろしくて、それから逃れるためにありとあらゆる手段を尽くす。
~ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ『若きウェルテルの悩み』~
(7) 僕はどんな時でも自分の好む時に、現世という牢獄を去ることが出来るという自由感を持っているのさ。
~ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ『若きウェルテルの悩み』~
(8) 人間はどんな荒唐無稽な話でも、聞いているうちに自然とこれがあたりまえと思うようにできている。そして、それがすでにしっかり根を下ろしてしまう。だから、これを削ったり抹殺したりすると、とんでもない目にあう。
~ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ『若きウェルテルの悩み』~
(9) はどうやらこの世における一個の旅人に過ぎないようだ。君たちとてそれ以上のものだろうか?
~ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ『若きウェルテルの悩み』~
(10) どんなに尻の落ち着かぬ放浪者だってついには自分の生まれた国に舞いもどり、自分の小さな家に、妻のかたわらに、子供たちのまどいの中に、彼らを養う仕事の中に、広い世界で求めてえられなかったよろこびを見いだすのだ。
~ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ『若きウェルテルの悩み』~
(11) 世の中のことは、どんなこともよくよく考えてみればくだらないのだ。だから自分の情熱や自分の欲求からでもないのに、他人のため、金のため、あるいは名誉とか何とかのためにあくせくする人間はいつだって阿呆なのだ。
~ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ『若きウェルテルの悩み』~
(12) 人間が互いに苦しめ合うくらい、ばかげたことはないんだ
~ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ『若きウェルテルの悩み』~
(13) 業病にとりつかれて、刻々衰えていく不幸な人に向って、短刀を揮ってひと思いに苦の源を絶てと要求できるかい。その病人の精力をむしばんでいる病気は、また同時に病気からわが身を解放してしまおうという勇気を奪うものではなかろうか。
~ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ『若きウェルテルの悩み』~
(14) たった一つだけいわせてもらえばだね、世の中ではあれかこれかで片のつくようなものはめったのあるもんじゃないってことだ。ぼくらの気持ちや行動の仕方は実に複雑なのだ。鷲鼻と団子鼻との間に無数の変化があるようにね。
~ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ『若きウェルテルの悩み』~
(15) 愛のない世界なんて、ぼくらの心にとって何の値打ちがあろう。あかりのつかない幻燈なんて何の意味があるんだ。
~ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ『若きウェルテルの悩み』~