ハンス・カロッサのプロフィール
ハンス・カロッサ(はんす・かろっさ)
・ドイツの開業医、小説家、詩人。謙虚でカトリック的な作風であった。
・1948年、70歳でケルン大学・ミュンヘン大学から名誉哲学博士号を受けた。パッサウの名誉市民にも推された。
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ハンス・カロッサの名言30選
(1) しかし、作家たちは圧迫され佯られた生活の雰囲気の中でどうして花を咲かせたらよかったのか? それなくしては真の才能こそまさに発揮され得ない、あの自尊の意識の残りをせめて心の中に維持していくにはどうしたらよかったろう?
~ ハンス・カロッサ ~
(2) 官房長官は、本当に疲労している様に見えたので私は彼と彼の仲間に同情を感じはじめた。畢竟するところ彼等も皆同じ軍船に奴隷として鎖につながれている訳なのだ
~ ハンス・カロッサ ~
(3) そこで私は彼よりもはるかに有力な人の意志(ゲッベルス-三石)が彼の口をかりて述べられていることがわかった。
~ ハンス・カロッサ ~
(4) 彼の暴威がなければ、おそらくいまだにイスラエル国家は存在していないだろう
~ ハンス・カロッサ ~
(5) 彼(ヒトラ-のこと)は、旧教新教を問わず一掃しようと思っていたが、その迫害のゆえに、新旧両派は純化と自省、それどころか相互理解の道を開くことが出来た。
~ ハンス・カロッサ ~
(6) 人生の行路をかなり遠くまで辿ってくると、以前は偶然の道連れに過ぎぬと考えていた多くの人が、ふと気がつくと、実は誠実な友だったことがわかる。
~ ハンス・カロッサ ~
(7) 愛は永遠を求めます。
~ ハンス・カロッサ ~
(8) アウクスブルクの聖霊降臨祭以来私を苦しめてきた恋の情熱と比べれば,この戦場でのひもじさと苦労はさして身にこたえない。
~ ハンス・カロッサ ~
(9) 人との付き合いははかないものだ。
~ ハンス・カロッサ ~
(10) 戦争の目的意識を持った兵士の中にあってただ一人その意識を欠き,戦での功名心を持った者たちの中で,全く功名心のない者として生きることは奇妙な感じがする
~ ハンス・カロッサ ~
(11) とりわけ私にとって大切なことは、戦地での人間関係の背景を描き出し、戦争というものを新しい光の中に浮かび上がらせることです。それが出来るのは私のように敵兵を殺す必要のない、戦場で唯一中立の立場をとれる医者だけになしうることです。
~ ハンス・カロッサ ~
(12) 私に白状させようとこんなに苦心している人を、拒絶によって繰り返し傷つけることは、不当で、人情知らずと思われた。そして、思いがけぬ満足を与えてやろうという衝動が、押さえがたくなった
ハンス・カロッサ ~~
(13) すばらしい本だが、ただ読んでいると改めて根本的に納得せざるをえないのは、世界史とはそもそも暴力行為の連鎖によってのみ成立しているということだ。
~ ハンス・カロッサ ~
(14) 結局われわれはみな多かれ少なかれ蛍に似ているのかもしれない。手にとると黒い昆虫にすぎなくとも,飛んでいるとすばらしい光を放つ蛍のように
~ ハンス・カロッサ ~
(15) 手短に言うと、わたしとわたしの作品だけでなく、それでなくても厳しい反感をもたれているゲーテ協会のためにも犠牲を払ってほしい、というわけなのだ。そのことで、わたしは、今日のような事情におかれている知的な人々のために、奉仕をすることになるだろうと。
~ ハンス・カロッサ ~
(16) 私に死の恐怖はありません。すでになんども深く死を味わったからです。
~ ハンス・カロッサ ~
(17) もしも世界からかくも遠く離れて、こんなに重苦しい日々に何の妨げもなく話すことができるのなら、それはとても幸運なことだ。
~ ハンス・カロッサ ~
(18) われわれは眠っている時いつでも出撃できる態勢でいなければならない。それは実につらいことだ。兵士は水の入った長靴を脱ぐことができないからだ
~ ハンス・カロッサ ~
(19) もちろん私の意図は,戦場でのたくさんの事実を集めたり,戦争の残酷さを描いたり,その上戦争を告発することではありません。詩人の務めは,生々しい激動の世界で,魂がその生まれながらの品位と視線と方向性を保ち続けていくことがどこまで出来るかを描くことにあると思うのです。それに成功するかはわかりませんが,試みる価値はあるでしょう。
~ ハンス・カロッサ ~
(20) しかし、創造の国において、悪を善と対等の大国と認める栄誉をこの悪に示すことはなかった
~ ハンス・カロッサ ~
(21) 私はすこし疲れがたまっています。一週間の休養がなんとしても必要です。
~ ハンス・カロッサ ~
(22) つらい気持ちになる。明後日多くの兵士が死ぬであろう。しかしわれわれもどうなるか分からない
~ ハンス・カロッサ ~
(23) 人生とは出会いであり、その招待は二度とくり返されることはない。
~ ハンス・カロッサ ~
(24) 自分自身の体験と思索によって到達した考えは、たいがいの場合われわれはおだやかにつつしみ深く口にするものである。
~ ハンス・カロッサ ~
(25) そして他ならぬ、この危険な幽霊芝居に絡みつかれたという感じが、私の抵抗力を弱めたのだ
~ ハンス・カロッサ ~
(26) 復讐の女神たちの合唱が避けがたく近づいて来れば来るほど、指導部は彼らの妖怪じみた仮面舞踏会に一緒に踊ろうとしないものを、誰でも敵として取り扱おうとますます狂暴な決意を固めていた
~ ハンス・カロッサ ~
(27) 温和な司祭でさえ勲章への欲望に燃えている。
~ ハンス・カロッサ ~
(28) 人里離れた,新鮮な体験に事欠かない,しかし絶えず危険と隣り合わせの状況にいると,人は自分の過去を山頂から見渡すことが出来るような気持ちになる。
~ ハンス・カロッサ ~
(29) 魂のこもった青春は、そうたやすく滅んでしまうものではない。
~ ハンス・カロッサ ~
(30) 暴力国家の唯中に敢えて語られた真に自由な深い人間的な言葉、秘密警察の蔭の下に根源的な独自の法則に従って作られた本物の芸術作品は何れも、あの時代の善意の人たちにとって純粋な激励であり、換えがたい慰めであった
~ ハンス・カロッサ ~