稲垣足穂のプロフィール
稲垣足穂(いながきたるほ)
・日本の小説家。
・1920年代(大正末)から1970年代(昭和後期)にかけて、抽象志向と飛行願望、メカニズム愛好、エロティシズム、天体とオブジェなどをモチーフにした数々の作品を発表した。
・代表作は『一千一秒物語』、『少年愛の美学』など。
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稲垣足穂の名言15選
(1) 曾(かつ)てこの辺にはびこっていた精霊たちは、いまは昇華し尽くして、宇治全体が『影を喪失した大いなる影』になっている。紅い靄(もや)の上方に『藤原氏の白い月』が残っている明方などには、いっそうそのことが思われるのである
~ 稲垣足穂 ~
(2) 『木幡はいと怖ろしき山』(枕草子)成程その頃は、盗賊以外にさまよう霊があった。然し、たとえば月光を触媒として感知されてであろう在りし日の名残りも、ずっと昔に分裂し、光と振動の中に溶解してしまった
~ 稲垣足穂 ~
(3) 自分の書いた文章を引用したかったら、また自分でつくればいい
~ 稲垣足穂 ~
(4) 近頃の文士はなんですか、食いものや男女間の感情におぼれてばかり。文化人と称する連中も千代紙細工かニセモノづくし。文明がありません
~ 稲垣足穂 ~
(5) 男には冒険とオモチャが必要なんです
~ 稲垣足穂 ~
(6) 孤独とはただ一人と云うことではない、孤独とは常に汝の愛し信ずる者と共にあることだ
~ 稲垣足穂 ~
(7) 只自分に対する絶望のみが道をひらく、その他に手はない
~ 稲垣足穂 ~
(8) 女性はお化粧、男性は抽象
~ 稲垣足穂 ~
(9) 人間は糞と小便の間から生まれる
~ 稲垣足穂 ~
(10) 愛とか、夢とか妙なことをいうやつは嫌いです。何のことやらわからんからです
~ 稲垣足穂 ~
(11) 僕は数学者の魂を尊敬している
~ 稲垣足穂 ~
(12) 悲しまなくては精神的発育は止まる
~ 稲垣足穂 ~
(13) 生死などは何でもない、つまらない事柄なのだ。ただ、生きていく態度が重要なのだ
~ 稲垣足穂 ~
(14) 花を愛するのに植物学は不要である。昆虫に対してもその通り。天体にあってはいっそうその通りではなかろうか?
~ 稲垣足穂 ~
(15) これ(一千一秒物語)以降の作は、すべて脚注である
~ 稲垣足穂 ~