ジョン・ラスキンの名言30選｜心に響く言葉

(1) 苦しい仕事に対する最高の報酬は、それによって得られるものではなく、その過程でつくられる我々自身の姿だ。

(2) 進歩が生まれるのは多様性の中の選択からであって、画一性を保持するからではない。

(3) 本当に悪い天気なんてものはない。ただ、さまざまな種類のよい天気があるだけだ。

(4) 何を考え、何を知り、何を信じているかは、結局は取るに足らないことだ。唯一重要だと言えるのは、何をするかだ。

(5) 不幸を耐え忍ぶより、人間にとって実は、幸福をしっかり受け止めることの方がずっと困難なのだ。

(6) 真の偉人の最初のテストは、その謙譲さにある。

(7) 一人の人間の歴史において、もっとも重要なことは、その人が何を目的としたかということである。その人によって成し遂げられたすべてのことは、常に大部分が偶然の事情によるものである。その偶然の機会のために実行されなかったその人の意志から遠く離れたものが出来上がってしまうことがある。そこでもっとも偉大な人たちの人生は、その人たちが実現した結果よりも、その人たちの目的と努力との中において、より多く表現されている。

(8) 愛情と技術がともに働くとき、傑作は生み出される。

(9) 心から人に手を差し伸べる、思いやりのある人間になれば、感情全体がいつも落ち着いて深みが出るとともに、ちょうど心臓の鼓動が体に絶えず活力を与えるように、その人の魂を生き生きとさせる。

(10) 自分に合った仕事に就いている時は、豊かな庭に色づいた花が咲くように、楽しみが仕事から生まれる。

(11) 死ぬべき時を知らない者は、生き方を知らない。

(12) その人に適した仕事についていると、ちょうど実り多き果樹から美しい花が咲き出るように、仕事の中から楽しみが咲き出てくる。

(13) 心の澄んだ思慮深い精神は、色彩を最愛とするものである。

(14) どんな旅行でも、その速度が正確に定まってくるにつれ、つまらなくなる。

(15) 最も高い美は、清く正しく快活な人の心の美である。

(16) 私達の中で最も弱い人間でも才能（ギフト）を持っている。

(17) 人々が彼らの仕事で幸せになるためには、次の３つの事柄が必要である。彼らがその仕事に適してなければならないこと、仕事をそんなに多くしないこと、そして成功するという感覚を持たねばならないこと。

(18) 努力に対するもっとも価値ある宝石は、努力の末に得られる成果ではなく、その過程でつくられる、我々自身の姿だ。

(19) この世で最も美しいものは、最も無用のものである。たとえば孔雀と百合をみよ。

(20) 宗教はたくさんあるが、道徳はひとつのみである。

(21) 人生は非常に短い。しかもその中の静かな時間はあまりに少ない。私たちはつまらない本を読むことによって、その一時間をも浪費すべきではない。

(22) すべての本は、束の間の本と生涯の本の2種類に分けられる。

(23) 知らないという口実は、決して責任を消滅させるものではない。

(24) 結婚とは、一時的の過渡状態を不断の務めとなし、発作的の愛を永久にする証書のようなものである。

(25) あらゆる旅はその速さに比例してつまらなくなる。

(26) 人の将来の成功は、忍耐によって得られる。長い間耐えることができない者は、希望するものを失うことになる。

(27) 教育の目的は、人々に善事を行わしめるだけでなく、そこに悦びを見い出させることである。

(28) 偉大な人物にとって、常にすべての人々が彼の助けとなる。万物からよいものを見出す才能によって。

(29) 我慢は力よりも気高く、忍耐は美しさに勝る。

(30) 悪い命令であることを知りながら、それを甘んじて受け入れる人は、悪い命令の甘受を勧めることになる。不正の存在を前に沈黙する人は、まさしく不正の共犯者に他ならない。