開高健の名言・格言30選|心に響く言葉

開高健のプロフィール

開高健(かいこう たけし)
・1930年12月30日に生まれ、1989年12月9日に亡くなる。
・日本の小説家。
・『裸の王様』で芥川賞を受賞する。
・『輝ける闇』『夏の闇』『花終わる闇(未完)』の3部作はベトナム戦争での凄烈な体験をもとに書かれている。
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開高健の名言・格言 30選

(1) 字は病いや毒から分泌される。そして、人を病ませ、毒する。

~開高健~

(2) あるときロンドンを名所探訪で歩きまわっていたら、まったく偶然に一枚の銅板に出会わしたことがある。それは“STUDY TO BE QUIET”というのである。私の釣りは技も心もまだまだこの一句から遠いところにあり、むしろ川岸にたつと、いよいよ心乱れてならないのである。

~開高健~

(3) 二十五歳までの女は自分だけを殺す。三十五歳までの女は自分と相手を殺す。三十五歳以後の女は相手だけを殺す。

~開高健~

(4) ニジマスが海におりたのを”スチール・ヘッド”と呼ぶが、そのときは腹の虹のバンドが消えてただのマスとなり、海からふたたびあがってくると、虹がまたあらわれてくるのだ。どうしてか淡水は住人を華麗に仕立てるようである。

~開高健~

(5) 臆病はしばしば性急や軽躁と手を携えるものだが、賢明は耐えること―耐え抜くことを知っている。

~開高健~

(6) 自然を温存するためには人間は謙虚にならなければならない。

~開高健~

(7) 部屋の中へ籠ってるとどうなるかというと、アムール・プロプルしかなくなってくる。自己愛。俺が、僕が、私が、という小説だけになってしまう。精神がブヨブヨの蒼白な肥満漢の内的独白になっちゃう。自分の足で自分の体重が運べないような蒼白な肥満漢になる。これじゃいけません。

~開高健~

(8) ウイスキーは人を沈思させ、コニャックは華やがせるが、どうしてかぶどう酒は人をおしゃべりにさせるようである。

~開高健~

(9) 外国語が読めても外国人のことはわからない。外国語が話せても、わからない。外国に住んでも、わからない。外国人を知るには文学によるしかない。それも一流の文学ではなく、二流の文学である。

~開高健~

(10) 釣りはままならないものである。むろん、だからこそ、男は今日もまた竿を肩に、家を出て河へ、海へと向かうのだけれど、男にとって人生そのまま、遊びもまた……

~開高健~

(11) 私たちは、はなはだ不具な生物で、魚の棲めないところには人間も棲めないのだという鉄則を忘れて貪りつくし、掃滅し、何十匹釣ったといって去年得意になり、今年はうなだれ、自分の不具さをちっともさとることがなかった。

~開高健~

(12) 生まれるのは、偶然 生きるのは、苦痛 死ぬのは、厄介。

~開高健~

(13) 日本人もまたたいした精力と規模で自然の破壊にいそしんでいる。日本の田には小川の小ブナも夕焼けの赤トンボもいず、草むらの恋人たちは耳もとに蜜バチの唸りを聞けないでいる。日本の田は稲こそ生えているが、もう自然ではなくて、化学粉末ですみずみまで殺菌された屋根のない工場となってしまった。

~開高健~

(14) 無駄をおそれてはいけないし無駄を軽蔑してはいけない。何が無駄で何が無駄でないかはわからないんだ。

~開高健~

(15) 遠い道をゆっくりと けれど休まずに歩いていく人がある。

~開高健~

(16) 文学はファッション・ショウじゃない。古いも新しいもない。進歩も退歩もない。わかりきったことじゃないか。

~開高健~

(17) かくて、われらは今夜も飲む、たしかに芸術は永く人生は短い。しかしこの一杯を飲んでいる時間くらいはある。黄昏に乾杯を!

~開高健~

(18) 朝露の一滴にも天と地が映っている。

~開高健~

(19) 釣師にはいろいろと厄介な気質があり、いい道具なら一も二もなくとびつくという面がある。また道具のよしあしを見わけることにかけては、日ごろどんなケチンボでもコウと狙いをつけた釣道具にはあきれるほどの大金を投じて悔いないから、デパートにさまよいこんだ女よりもまだ目が鋭いのである。

~開高健~

(20) 何かを得れば、何かを失う、そして何ものをも失わずに次のものを手に入れることはできない。

~開高健~

(21) 月並みこそは黄金。

~開高健~

(22) 海を愛するのは賢者であり、山を愛するのは聖者である。

~開高健~

(23) 成熟するためには遠回りをしなければならない。

~開高健~

(24) 人の一生の本質は二十五歳までの経験と思考が決定する。

~開高健~

(25) しばらくぶりで出会ったとき、握手をして、さてそれから、その後いろいろなことがありました、という意味のことをいうのに、「橋の下をたくさんの水が流れました」という。

~開高健~

(26) 私は人間嫌いのくせに、人間から離れられない。

~開高健~

(27) 釣りをしているときは外からは静かに見えるけど、実は妄想のまっただ中にある。このとき考えていることといえば、原稿料のこと、〆切日のこと、編集者のあの顔この顔、それからもっと淫猥、下劣、非道、残忍。もうホントに地獄の釜みたいに頭の中煮えたぎってる。それが釣れたとなったら一瞬に消えて、清々しい虚無がたちこめる。

~開高健~

(28) サイゴンでは毎日のようにプラスチック爆弾が破裂して、大半は無告の民が死んで行くわけですね。キャバレーの女性のバラバラの肉体、血まみれの腸、目玉、太ももを忘れようとしても忘れられないけれども、いざ書こうとすると、道端のハイビスカスの花がどう揺れていたかがよみがえってくる。

~開高健~

(29) 無駄を恐れてはいけないし、無駄を軽蔑してはいけない。

~開高健~

(30) 顔のヘンな魚ほどうまいものだよ。人間もおなじさ。醜男、醜女ほどおいしいのだよ。

~開高健~