ミシェル・フーコーのプロフィール
ミシェル・フーコー(みしぇる・ふーこー)
・フランスの哲学者、思想史家、作家、政治活動家、文芸評論家。
・フーコーの理論は、主に権力と知識の関係、そしてそれらが社会制度を通じた社会統制の形としてどのように使われるかを論じている。
・フーコーの思想は、特にコミュニケーション学、人類学、心理学、社会学、犯罪学、カルチュラル・スタディーズ、文学理論、フェミニズム、マルクス主義、批判理論などの研究者に影響を与えている。
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ミシェル・フーコーの名言10選
(1) 私は真実を語る。君に語る。私が君に真実を語っていることを確証してくれるのは、実際に私が、私の振る舞いの主体として、言表行為の主体と絶対的に、完全に全面的に同一であるという事実である
~ミシェル・フーコー~
(2) 自己への愛着こそが狂気の最初の徴表であって、人間が自己に愛着していればこそ、人間は過ちを真実として、嘘を現実として、暴力および醜さを正義および美として容認するのである
~ミシェル・フーコー~
(3) 自由を『抑圧からの解放』と考えることは、ナイーブな左翼的錯覚である
~ミシェル・フーコー~
(4) 私のいう『真実』とは、一連の命題ではありません。一般的法則といったものではないのです。……『真実』とは、あらゆる瞬間に、各人が正しいとみなされうる言表を口にすることを許す一連の手続きの総体といったものです
~ミシェル・フーコー~
(5) 私は君たちに何も教えないだろう。哲学は知識ではない。哲学は、すべてを問題とする反省の方法だ
~ミシェル・フーコー~
(6) 言表は、流通し、役立ち、逃れ去り、一つの欲望の実現を可能にしたり妨げたり、諸々の利害関心に従順であったり反抗的であったりして、異議申し立てや闘争に参入し、我有化もしくは競合のテーマとなる
~ミシェル・フーコー~
(7) 権力と知は相互的に直接含み合う
~ミシェル・フーコー~
(8) 権力の関係は他の形の関係(経済的プロセス、知識の関係、性的関係)に対して外在的な位置にあるものではなく、それらに内在するものである。そこに生じる分割、不平等、不均衡の直接的結果としての作用であり、また相互的に、これらの差異化構造の内的条件となる
~ミシェル・フーコー~
(9) 「あなたは何を欲しているのですか?」イラン滞在の間、私は「革命」という言葉が口にされるのを一度も聞かなかった。五回のうち四回までは「イスラームの統治」という回答だった。これは驚くことではなかった。
~ミシェル・フーコー~
(10) 沈黙とは、ルソーにとっては陰謀の単調な記号表現だが、共謀者たちにとっては全員一致で犠牲者に対して申し渡されていることなのだ。
~ミシェル・フーコー~