中原中也のプロフィール
中原中也(なかはら ちゅうや)
・1907年4月29日に生まれ、1937年10月22日に亡くなる。
・現在の山口県山口市出身の詩人、歌人、翻訳家。
・代々開業医である名家の長男として生まれ、跡取りとして医者になることを期待され、小学校時代は学業成績もよく神童とも呼ばれたが、8歳の時、弟がかぜにより病死したことで文学に目覚めた。
・中也は30歳の若さで死去したが、生涯で350篇以上の詩を残した。
・その一部は、結婚の翌年刊行した処女詩集『山羊の歌』、および、中也の死の翌年出版された第二詩集『在りし日の歌』に収録されている。
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中原中也の名言 10選
(1) 一切は、不定だ。不定で在り方は、一定だ。
~中原中也~
(2)「これが手だ」と、「手」という名辞を口にする前に感じている手、その手が深く感じられていればよい。
~中原中也~
(3) 芸術作品というものは、断じて人と合議の上で出来るものではない。社会と合議の上で出来るものでもない。
~中原中也~
(4) 芸術とは、物と物との比較以前の世界内のことだ。笑いが生ずる以前の興味だ。
~中原中也~
(5) 人がもし無限に面白かったら笑う暇はない。面白さが、ひとまず限界に達するので人は笑うのだ。
~中原中也~
(6) 芸術というものは、幾度もいう通り名辞以前の現識領域の、豊富性に依拠する。すなわちそれは人為的に増減できるものではない。かくて、芸術家は宿命的悲劇にさらされている。
~中原中也~
(7) 芸術家たる芸術家が、芸術作用を営みつつある時間内にある限りにおいて、芸術家は他(ひと)に敵対的ではなく、天使に近い。
~中原中也~
(8) 美とは宿命である。
~中原中也~
(9) 芸術家よ、君が君の興味以外のことに煩わされざらんことを。
~中原中也~
(10) 根本的にはただ一つの態度しかない。すなわち作者が「面白いから面白い」ことを如実に現したいという態度である。
~中原中也~