魯迅の名言30選｜心に響く言葉

(1) 君たちは生命の力にみちあふれている。深林に出会えば開いて平地にすることができる。曠野（こうや）に出会えば樹木を植えることができる。砂漠に出会えば井戸を掘ることができる。

(2) 自己満足しない人間の多くは、永遠に前進し、永遠に希望を持つ。

(3) 沈黙しているとき私は充実を覚える。口を開こうとするとたちまち空虚を感じる。

(4) 青年時代には不満はあっても悲観してはならない。つねに抗戦し、かつ自衛せよ。もしいばらにして踏まねばならぬものなら、もとより踏むのもよいが、踏まずにすむものなら、みだりに踏むべきではない。

(5) 天才なんかあるものか。僕は他人がコーヒーを飲んでいる時間に仕事をしただけだ。

(6) 造物主に非難すべき所があるとしたら、神があまりに無造作に生命を作り、あまりに無造作に生命を壊す点だろう。

(7) 思い出というものは人を楽しませるものではあるが、時には人を寂しがらせないでもない。

(8) 思うに希望とは、もともとあるものともいえぬし、ないものとも言えない。それは地上の道のようなものである。もともと地上に道はない。歩く人が多くなれば、それが道になるのだ。

(9) 偉人が化石になり、人々が彼を偉人だと称讃するときになると、彼は傀儡（かいらい）になっているのだ。ある種の人々が偉人だとか小人物だとかいうのは、自己のために利用できる効果の濃淡について言っているのだ。

(10) 皇帝と大臣は「愚民政策」をとるし、人民にもまた「愚君政策」がある。

(11) 女の天性には母性と娘性があって、妻性はない。妻性は無理に作られたもので、母性と娘性との混合でしかない

(12) 古人は書を読まなければ愚人になるといった。それはむろん正しい。しかし、その愚人によってこそ世界は造られているので、賢人は絶対に世界を支えることはできない。ことに中国の賢人はそうである。

(13) 世間の人はサーベルが軍人を指揮するものだと思っている。それが文人も指揮できることには気がついていない。

(14) むかし景気のよかったものは復古を主張し、いま景気のよいものは現状維持を主張し、まだ景気のよくないものは革新を主張する。

(15) 生命の路は進歩への路だ。生命は死を怖れない。死の面前でも、笑いながら、踊りながら、滅びる人間を踏み越えて前進する。

(16) 自分で盗賊だと名乗るものは用心する必要がない。裏をかえせば善人だから。自分で正人君子だと名乗るものは用心しなければならぬ。裏をかえせば盗賊だから。

(17) 自由はもちろん金で買えるものではない。だが、金のために売り払うことは出来る。

(18) 人類というのは寂しいものではない。楽天的なものだ。生命は進化するのだから。

(19) 生活がまず一番だ。人は生活しなければならない。愛情はそれにつれて生まれてくるものだ。

(20) 心は外から刺激を受けないと枯死するか、さもなければ萎縮してしまう外はない。

(21) 平和というものは人間の世界には存在しない。しいて平和と呼ばれているのは戦争の終わった直後、またはまだ戦争の始まらない時をいうにすぎない。

(22) 他人の歯や眼を傷つけながら、報復に反対し、寛容を主張する、そういう人間には絶対に近づくな。

(23) 青年時代に悲観していてはいけません。徹底的に戦うのです。

(24)「人生」の長い旅をゆくとき、よくぶつかる二つの大きな難関がある。第一は「分かれ道」である。第二は「行きどまり」である。

(25) 戦場に出るなら軍医になるがいい。革命運動をやるなら後方勤務がいい。人を殺すなら首斬り役人になるがいい。英雄であって、しかも安全だ。

(26) 目的はただ一つしかない。それは前進することなのです。

(27) 墨で書かれた虚言は、血で書かれた事実を隠すことはできない。

(28) 決心する限り、奮闘する限り、必ず成功する。

(29) 人生で最も苦痛なことは、夢から覚めて行くべき道のないことです。

(30) 墨で書かれた虚言は、血で書かれた事実を隠すことはできない。