斎藤茂太の名言30選｜心に響く言葉

(1) 最後に私よりも若いであろう読者の皆さんにぜひお伝えしたいことは、将来のことを必要以上に心配することはない、ということだ。気を揉んでいたずらに時を過ごすよりも、なんでもいい、今からできること、したいことをしてみるといい。まずは行動を起こすことだ。老いは、考えなくても。誰にでも来るものなのだから。

(2) 親が子にまず伝えるべきことは、知識よりも、世界中の誰よりわが子を愛していることだ。

(3) 夢中で生きることを、「生きる目的」にする。

(4) 完璧主義はやめて、八十点の出来なら合格と考える。毎日毎日、全力投球するのではなく、頑張るべき時だけ百パーセント、百二十パーセントの力を出し、あとは八十パーセントぐらいをキープする。それが、心身共に健康で、いい仕事を長く続けていくコツなんですよ。

(5) 感情で表情が変わる人より、表情で感情を変える人が賢者。

(6) 人生、長く生きると、人の価値は「何ができるか」ではなく、「何を楽しめるか」にかかっているのだとわかってくる。あらゆることに楽しみを見つけることは、人間だけに許された生の醍醐味なのである。

(7) 他人と自分を比べてしまうのは、しょうがない。ただ、あの人のほうが私より上だとか下だとか考えて、幸せを他人との比較で決めるのは、もうおやめなさい。あなたが幸せかどうかは、あなたの気持ち次第。「自分は幸せだ」と思える人だけが、幸せに人生を送れるんです。

(8) 「まあ、こんなもんだろう」…これがうまくやり抜くキーワード。

(9) いま何がないかより、いま何があるかで発想しよう。

(10) 人間、どん底まで行けばしめたもの。後は上がるだけさ。

(11) 自分で自分をあきらめなければ、人生に「負け」はない。

(12) 悲しいから泣くのじゃなくて、泣くから悲しくなるという説もある。ニコニコすれば、自然に心の中も楽しくなる。

(13) 日々のちょっとした喜びを大切にし、足元の現実を少しずつ積み重ねていくことが、明るい未来につながっていくんだと思います。

(14) 若い人には若い人なりの輝きがある。三十代にも三十代なりの輝きがある。四十代にも五十代にも六十代にも七十代にも八十代にも…。それぞれの年代に、その年代でしか放つことのできない輝きがある。

(15) 「あのとき、ああしていれば」という思いに振り回されることほど、時間とエネルギーを無駄にし、自分を傷つけるものはないと思いますよ。

(16) 休んでも、やめてしまわない。

(17) 新しいことに挑戦するときに、もっとも大切なことは、現在の自分の能力を考慮してできるかできないかを予測することではなく、「やる気」があるかないかである。これを忘れてはならない。

(18) 楽しいときに笑うのは当たり前。苦しいとき、悲しいとき、“にもかかわらず”笑おう。

(19) できるだけたくさんの本を読み、美しいものに触れ、思いやりを持って人に接する。当たり前のことを言っていると思うでしょうが、そういうことの積み重ねが、本当に人を美しくするんです。九十年も世の中を観察してきた僕が言うんだから、間違いない。

(20) 「今はできない」を、「絶対できない」と間違えないように。

(21) どっさり夢がある暮らしなら、お金やモノは、そんなにたくさんなくても、毎日はキラキラ光を放ってくるものだ。

(22) 「わが道をゆく」に勝る道はない。

(23) 自分を幸せにできる人は、人も幸せにできる。

(24) 大切なのは倒れないことより、すぐ起き上がることである。

(25) 大丈夫。世の中の人はみんな、自分のことで精一杯。あなたのことなんて、気にしているほど暇ではない。

(26) 人生に失敗がないと、人生を失敗する。

(27) 優柔不断な人は、決断を悩み始めた自分に向かってこう言うといい。決断するとは「悩む」のではなく「決める」こと。どのみち、選択肢は一つだ。

(28) 老いがきても今までの自分に悔いがなければ、死を怖れる必要はない。また、老いても自分に何か生きがいがあれば、何もビクビクすることもないのだ。

(29) 物を粗末にする人は、人も粗末にする。

(30)「できること」が増えるより、「楽しめること」が増えるのが、いい人生。