高橋是清のプロフィール
高橋是清(たかはし これきよ)
・1854年9月19日に生まれ、1936年2月26日に亡くなる。
・日本の幕末の武士(仙台藩士)、官僚、政治家。
・近代日本を代表する財政家として知られ、総理大臣としてよりも大蔵大臣としての評価の方が高い。
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高橋是清の名言 30選
(1) 資本が、経済発達の上に必要欠くべからざることはいふ迄もないことであるが、この資本も労力と相俟つて初めてその力を発揮するもので、生産界に必要なる順位からいへば、むしろ労力が第一で、資本は第二位にあるべきはずのものである。ゆゑに、労力に対する報酬は、資本に対する分配額よりも有利の地位に置いてしかるべきものだと確信してゐる。
~高橋是清~
(2) 貿易の発展は、日本経済の発展と同一線上にある。ために、一時的な入超を恐れるのは愚そのもので、いまこそヨーロッパ市場を開拓すべきである。貿易が伸びることは経済発展に資することであり、輸出入均衡政策では発展はありえない。
~高橋是清~
(3) もとより今日金解禁をなすに就ては、外国市場の金利や為替相場等の影響も考慮せねばならぬが、もつと、大事な事は、これを自主的にきめる事である。
~高橋是清~
(4) 何であろうと一生懸命やれ。
~高橋是清~
(5) 元来、米国人が金銭を尊ぶのは、わが輩の見るところによれば、金銭それ自体を尊ぶというのではなく、かの民族特有の、極めて強い、個人的独立心から来ているように思われる。彼らはいかなることがあっても、決して他の助力を仰がないという性格の国民である。
~高橋是清~
(6) もとより財政上緊縮を要するといふ事はあるが、その場合には、なるべく政府の新たなる支出を出来るだけ控目にする事が主眼で無くてはならぬ。
~高橋是清~
(7) どんな苦難に直面しても、常に人生を楽しめと説いたのである。おのれの運を信じ、楽観的に物事を見る。そこから拓ける道がある。
~高橋是清~
(8) 経済発展には、これまでの武官重視から実業人重視に切り替えねばならない。それでなければとうてい、国力の充実、伸長はない。
~高橋是清~
(9) 経済界の実情、金融界の事情等を検討して、実際に適応する様に遂行すべきことが主で為政者はこの点に常に留意すべきことはいふまでもない。
~高橋是清~
(10) 人間は、無一物でこの世に生を享ける。その後、どんな波瀾や苦難に直面しようとも、所詮自分の始末は自分一個の腕でつけるものだ。その時々で骨惜しみせず、おのれの信ずるままに精一杯生きて、なにも残さず、裸で堂々と死んでいけばそれでいい。
~高橋是清~
(11) 今日あるいは労働問題とか資本対労働とか恰も資本と労働とが喧嘩をするやうなことが、世間で大分言論にも事実が現はれるが、これが離ればなれになつて生産が出来るものではない。国力を養ふことは出来ない。この四つのものが一致して初めて一国の生産力は延びるのである。
~高橋是清~
(12) 私は低金利政策の遂行は、ひとり事業経営者の負担を軽減して、不況時に際し経済界を恢復に導く方策のみならず、実に労資の円満なる和合を促進せしむるものと信じてゐる。
~高橋是清~
(13) 私は自惚れを捨てたところから出発したいと思っています。どうか、丁稚小僧からやれる仕事を探していただきたい。
~高橋是清~
(14) 資本も豊富でなければ、外国と比べて見て資本が少なければこれも対抗して行く訳にはいかない。労働もその通り労働者の能率が外国の労働者に劣つて居つた場合には、我が国の生産品が外国の生産品に負ける結果になるのである。
~高橋是清~
(15) 尽人事而後楽天して後に天を楽しむ。
~高橋是清~
(16) 企業に必要なのはやはり経営者なのである、それだけ力のある人が経営しなければやはり外国との競争に対抗して行く訳にはいかない。
~高橋是清~
(17) 一家和合といふことは、一家族が互に信頼するといふことから起る。信頼があつてこそ、出来ることだ。また経済界においても工業、銀行、商業など各種当業者の間に相互の信頼があり、資本家と労働者の間にも、同様信頼があつてこそ、繁栄を見る事が出来るのである。
~高橋是清~
(18) 私も今日までには、ずいぶんひどく困った境遇に陥ったことも一度や二度ならずあるのだが、しかも、食うに困るから助けてくださいと、人に頼みにいったことは一度もない。
~高橋是清~
(19) 生産に必要なものは何であるか、今日では先づ四つと云はれて居る。資本が必要である、労働が必要である、経済の能力が必要である、企業心の働きが必要である。
~高橋是清~
(20) 人生を観るに、人は職業に成功すると云ふほど大切な事はないやうです。而して職業に成功するのが、人類生存の基準であると申して過言でなからうと思ふのです。されば人として職業のないほど、恥かしいことはないのであります。
~高橋是清~
(21) 子供の時から今まで、一貫して、どんなつまらない仕事を当てがわれた時にも、その仕事を本位として決して自分に重きを置かなかった。だから、世間に対し、人に対し、仕事に対しても、一度も不平を抱いたことがない。
~高橋是清~
(22) 私が浅い学問浅い経験とを以てこの人類社会を考へるとこの人生には二つの道があるやうに思はれる。その一つは即ち人道教、いま一つを経済教と私は名付ける。
~高橋是清~
(23) 緊縮といふ問題を論ずるに当つては、先づ国の経済と個人経済との区別を明かにせねばならぬ。
~高橋是清~
(24) どんな失敗をしても、窮地に陥っても、自分にはいつか強い運が向いてくるものだと気楽に構え、前向きに努力した。
~高橋是清~
(25) 国家といふものは、自分と離れて別にあるものではない。国家に対して、自己といふもののあるべき筈はない。自己と国家とは一つものである。
~高橋是清~
(26) 我が国民が世界に比類なく勤勉なことである。いくら為替安であらうが廉価であらうが、輸出品が劣悪であれば、今日のごとき邦品の海外進出は到底望まれるものではない。刻苦精励、工夫を凝らし生産設備を改善し、研究に研究を重ねて今日の結果を招来したのであつて、このたゆまざる永き努力の上に、徐々に躍進の素地が築かれて来たのである。
~高橋是清~
(27) そんなことはありません。喜んで辰野さんの下で働きます。
~高橋是清~
(28) 自主的の準備とは、我が国の国際貨借の関係に於て、支払いの立場に立たぬやう、国内の産業、海運その他の事業の基礎を確立する事である。
~高橋是清~
(29) 即ち『人の働きの値打』をあげることが経済政策の根本主義だと思つてゐる。またこれを経済法則に照して見ると、物の値打だとか、資本の値打のみを上げて『人の働きの値打』をそのままに置いては、購買力は減退し不景気を誘発する結果にもなる。
~高橋是清~
(30) 他任に依頼し、その助力を仰ぐのは、自己の死滅であると、私は信じている。
~高橋是清~