平尾誠二のプロフィール
平尾誠二(ひらお せいじ)
・1963年1月21日に生まれ、2016年10月20日に亡くなる。
・京都府京都市南区出身のラグビー選手。
・日本代表選手であったほか、日本代表監督、神戸製鋼コベルコスティーラーズ総監督兼任ゼネラルマネージャーなどを歴任し、ミスター・ラグビーと呼ばれた。
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平尾誠二の名言 30選
(1) 怒るにしても褒めるにしても、それがどれだけ効果をあげるかを決めるのは、そこで発せられたリーダーの言葉です。リーダーの一言で、気合が入ったり、やる気が高まったりすることってありますよね。言葉にはそういう力があるのです。
~平尾誠二~
(2) 私は、リーダーが怒るということは、あまりいいことだとは思いません。よく、「うちのチームは、俺が怒るからいいプレーができるんだ」という指導者がいますが、だから怒った方がいいというのは理屈に合わないでしょう。怒られたからできたというのは、もともとそれができるだけの力があったのです。だから、この場合は、怒られるまで力を出さない個人やチームにこそ問題があると考えなければいけません。
~平尾誠二~
(3) ダメだったら次の機会に試す。でもまたダメだったらまた次に試す。そして達成できたら、それは自分の実力になっているという事なんです。
~平尾誠二~
(4) つまらない事をいくらやっても上手くならないですし、どんなに才能があっても二流止まりです。
~平尾誠二~
(5) とにかく相手の話をよく聞くことが重要です。目の前の人が自分の話を真剣に聞いてくれていると思ったら、安心して本音が話しやすくなるじゃないですか。
~平尾誠二~
(6)「おまえたち、ここで負けたら恥だぞ!!」とか言う監督がいたとしたら、それは選手の恥ではなくて、監督の恥なんですよ。
~平尾誠二~
(7) 局面を見極めなければ次はない。次もまた局面を見極めて勝って、また次へ行く。その戦いの繰り返しでしか前に進めないんです。仕事でもそうでしょう。局面の見極めを誤って、一度「まあいいか」と妥協してしまったら、次もまた「いいか」と妥協することになる。妥協は借金取りに追われているかのように連鎖するんですよ。「今度こそ返すから」ってずっと言い続けることになる。それでは、負け続けるだけ。勝負どころを見極めて、その一瞬に全力を注がないとダメなんです。
~平尾誠二~
(8) 出来ない理由を考えたら、理由は山ほど出てきますから、「やろうと思ったらやる」という事しか考えませんね。あとは本気になるかどうかです。
~平尾誠二~
(9) 普段から部下のことをよく観察しておくことが大事です。それによって、同じ「大丈夫です」という返事を聞いても、声の感じから、「本音は不安なんだな」とか、「今日は自信がありそうだな」というようなことまで察することができるようになります。そうして、相手の気持ちや何を考えているのかを掴んだうえで、それに応じた話し方をすると、伝わりやすさは段違いに高まります。
~平尾誠二~
(10) 問題は弱みがあること自体ではない。自信のなさや不安から、他人との間に無意識に壁を作ってしまうことにある。
~平尾誠二~
(11) 10人を前に話すとき、リーダーにとっては1体10ですが、部下はそれぞれ1対1だと思って聞いています。だから私は、これはとくにあいつに聞いてほしいという部分が来ると、その人間の顔を見ます。そうすると、いま自分だけに話しかけてくれているという気持ちになって、真剣に聞こうという気持ちになるのです。
~平尾誠二~
(12) ひどいミスをして監督から呼び出され、いつもなら頭から怒鳴られるところを、「次から頑張れ」としか言われなかったら、そのミスは怒鳴られるより、よっぽど印象に残るでしょう。私自身、監督やコーチから言われたことでいまでも覚えているのは、いずれも意外性のある言葉ばかりです。
~平尾誠二~
(13) 日本のチームワーク論は管理に走りすぎの傾向が強い。本来、管理なんてリーダーの仕事ではありません。禁止ばかりを強制した、一糸乱れぬ統制の取れた組織が強いとは思えません。むしろ、この変化の激しい世の中では、それは弱みですよ。
~平尾誠二~
(14) スポーツに自己犠牲などありえないと思う。自己を生かすことがチームーを生かすことなんだ。
~平尾誠二~
(15) 部下に仕事を強制させる場合は、事前にそれをやらせる意味をきちんと説明することと、必ず結果を出させ、これができるようになったということを、本人にわからせることが重要です。人間というのは現金なもので、最初は嫌々でも、やればできると味をしめた途端、次からは自ら進んでやるようになるものなのです。
~平尾誠二~
(16) よく日本人は集団意識が強いと言いますが、本質的に集団として動くべき方向が、まったく理解できていない民族ですね。
~平尾誠二~
(17) 時間って命の一部なんですよ。今の時間を大事にできない人は、未来の時間もきっと大事にはできない。
~平尾誠二~
(18) 映像は何かをわかりやすく伝えるツールとしてはいいですが、それで人のやる気を高めるのは難しい。ラグビーの試合前に映像を観て気合を入れる、なんて話は聞いたことがありません。そのとき、選手を奮い立たせることができるのは、リーダーの言葉しかないのです。
~平尾誠二~
(19) 未来ではない。今の自分がどうなのかが大事なのだ。
~平尾誠二~
(20) 上達のためのアドバイスなどは、部下が実際にやってみて効果が出ることが、非常に大切です。実際に上達すれば、「この人の話は聞いた方が得だ」と思ってもらえますし、自分からアドバイスを求めてくるようになります。
~平尾誠二~
(21) すべての準備は試合前に終えておかなければならない。
~平尾誠二~
(22) どんなに正しいことを言っても、それを相手が実践しようと思わなければ意味がありません。相手がやる気になって初めて、自分の言いたいことが伝わったことになるのです。ですからリーダーは、何を話すかだけでなく、どう話せばもっと部下が関心を示してくれるか、どうすればより伝わるかを考え、表現の仕方を工夫することが必要です。
~平尾誠二~
(23) 指導者も試合前にあれこれいうようじゃダメです。持っている力を出せばいいだけだと試合前に言ってあげればいいだけなんです。その位広い度量をもってほしいですね。
~平尾誠二~
(24) 僕は厳しいです。でも厳しい練習をする時は、理由をきちんと説明して、それを越えさせます。逃げ道も作りません。
~平尾誠二~
(25) 高校時代の恩師である山口良治先生の指導法はスパルタ方式で、入学した当初は、練習が嫌で嫌で仕方がありませんでした。しかし、苦しい練習を強制させられているうちに、自分が強くなっていくのが実感できました。それで練習が面白くなって、結局、先生に言われなくても、自発的に練習に取り組むようになりました。
~平尾誠二~
(26) 例えそれで試合に負けたとしても、死にはしないし、また次があります。
~平尾誠二~
(27) 決め事は少なくても、本質的な幹がしっかりしていれば、枝葉は自由に変えられる。周囲の状況が変わったら、すぐに対応できるチームワーク。それが本当の強さ。
~平尾誠二~
(28) 怒られるときというのは、たいてい相手も何が悪いか薄々感づいているので、頭ごなしに叱ると逆に頑なになったり、聞き流されたりします。これでは、せっかく怒ってもこちらが疲れるだけで、あまり意味がありません。とくに最近の若者は、なにくそと逆に奮起する反発係数が低下しているので、強く怒るとへこんだまま戻らないことも少なくありません。「最近の若者はヤワになった」と嘆いても仕方がないので、彼らに合った指導法を工夫していくべきでしょう。
~平尾誠二~
(29) 本番では、人間は普段通りの力さえ出ませんよ。ましてやそれ以上の力なんて期待してはいけない。120%出せなんて無理。80%も出せたら、ようやった。90%出したらやりすぎちゃうかですね。
~平尾誠二~
(30) 部下に話を伝えるのが下手なリーダーは、ほとんどの場合リーダー側の受信機が問題です。そこをみんな間違えるんです。何かを伝えようと思ったら、まず相手の一挙手一投足に注意を払い、いまどんな精神状態にあるのか、性格はどんなタイプなのかといったことを見極める。話すのが苦手という人は、説得力より洞察力の方に磨きをかけるべきなのです。
~平尾誠二~